映画「藍色夏恋」から知る台湾のこと

藍色夏恋
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今年は「台湾巨匠傑作選」として各地で台湾映画の往年の名作がスクリーンで上映されました。

あなたは、台湾の映画監督や作品として何を思い浮かべるでしょうか?

私だったら

ホウ・シャオシェン監督とその代表作「ナイルの娘」

エドワード・ヤン監督とその代表作「ヤンヤン 夏の思い出」

などを思い浮かべてしまいますね。

そんな監督たちの作品が劇場のスクリーンで見られる企画の中で、2002年に公開されたイー・ツーイェン監督の「藍色夏恋」もデジタルリマスター版で上映されました。

デジタルリマスターとはオリジナルフィルムをデジタル化することで、その際にキズや埃の除去、時間の経過による色褪せなどを補うことで奇麗に補正された映像を作ることです。

ちなみに音声の方にも手を入れることができて、ノイズを除去したりすることもできますが、今回の「藍色夏恋」のデジタルリマスターは音声にはあまり手を加えなかったようです。

導入部分の真っ黒からのフェード・インに音声がずり上がってくるのですが、結構激しい現場ノイズから始まって、セリフが追ってくるので導入としてはびっくりします。

今回は、この「藍色夏恋」を題材に、台湾の魅力を紹介します。

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「藍色夏恋」でわかる台湾

この作品は公開当時はスクリーンで見ることができなかったのですが、レンタルビデオ店で並んでいるパッケージを手に取って観たことを鮮明に憶えています。

「藍色夏恋」の後悔当時、大学生だった私は、映画を観ることにはまっていました。

有名な映画からマイナーな映画まで、とにかく毎週のようにレンタルビデオ店に通っては、パッケージを眺めていましたね。

邦画や洋画だけでなく、中国や韓国、台湾の映画もたくさん観ました。

その中に、「藍色夏恋」もあったんです。

しかし、公開から16年も経った映画をスクリーンで再度見直すのは改めて気づかされることもありますね。

台湾の国歌

この映画のあらすじは他所に譲るとして、主役のモン・クーロウ(役者:グイ・ルンメイ)に惹かれるヂァン・シーハオ(役者:チェン・ボーリン)との淡い青春劇ですが、この映画の中で生徒が直立不動で同じ方向に向いている場面が2度ありました。

今から20年ほど前の台湾では国歌が流れている時は厳粛にその場で立ち止まる風習があったようです。

国歌演奏時に直立不動をしない者には刑罰が科せられたりもした時代があったということに気付く場面です。

映画の中ではその他の生徒が微動だにせずに国歌を聞いているのに対して主要役者は話したり動いたりしています。

静と動の対峙によってキャラクターの性格やその時の気持ちの高揚をはっきりと表しています。

ちなみに台湾には国歌の他に国旗歌もあります。

国旗掲揚の時に流れる歌であり、歌詞もありますが国歌に比べて歌われる頻度は少ないですが、オリンピックやワールドカップなどの国際大会では、国歌の代わりに演奏されています。

その他、台湾では公式の行事や式典などでは始めに国歌を歌い、その後国旗掲揚へと続きますがその時は歌が流れていても歌わずに国旗を厳粛に眺めていることが多いです。

一般高校生の食欲

ヂャン・シーハオがモン・クーロウの実家の屋台に行った時の会話です。

日本語訳では

「餃子20個ください」

「うちのは大きいから15個で大丈夫だよ」

「じゃあ15個で」

と餃子を注文します。

彼はその他にスープも注文するのですが、日本の餃子を想像すると高校生の男子生徒でも餃子20個を食べるのは大変です。

しかし母親は20個や15個という注文に驚くことなく常日頃の会話のリズムを保っています。

字幕ではかかれていませんでしたが、これは水餃子だと推測できます(品物のカット場面もありませんでした)。

台湾では水餃子をよく食べます。

焼き餃子よりも小ぶりで余計な脂分はお湯でゆでた時に落ちているのでとても食べやすいです。

台湾では水餃子は主食にもなり、それをメインにして1食を済ませることもあります。

私も水餃子は大好きで特に黒酢で食べる水餃子は格別です。

中国料理やで水餃子を注文するときは一度黒酢をもらって食べてみてください。

病みつきになりますよ。

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2002年当時の人気アイドル

映画のワンシーンで好きな異性の名前をノートに連続して書き続ける箇所があります。

淡い恋心を実らせるための女子高校生の一途な想いを描いています。

しかし、不安な気持ちから現実逃避へと走り、好きなアイドルの名前を書きなぐってしまいます。

そのアイドルは日本の国民的アイドルとも言われたメンバーの一人で「木村拓哉」です。

台湾には日本の芸能情報が沢山流れていて、最近では安室奈美恵の訪台の様子などもメディアで放送されていました。

そこには日本同様の熱烈なファンが沢山いて彼女のコンサートを盛り上げていました。

2002年当時の人気は木村拓哉が握っていたようですね。

台湾が親日であるということはよく聞きますし、芸能の世界でもそれは同じであるし、昔も今も変わらないんだなぁと気付きましたね。

映画で知る台湾

今回は日本に共通してわかるような台湾を3つ紹介しました。これ以外にも類似や相違点も多くあり台湾文化を楽しく知っていくことができます。

この映画はすでに16年も前の作品ですが、色あせることなく素敵な作品として今夏の日本を楽しませてくれました。

時折時間を作って映画館に足を運んでみたり、DVDをレンタルしてみてください。

素敵な時間と共に彼らの息づく街並みが肌で感じられるかもしれません。


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