台湾には離島の金門島という島がある。
多くの人は知らないかもしれませんが、日本人ともゆかりのある島なんです。
その歴史を知ればあなたも台湾のことがもっと知りたくなるかもしれません。

そんな金門島ですが、台湾政府はここを「ロマンチックな島にしよう」ということで、政府観光処は2018年6月末から11月にかけてキャンペーンを実施するみたいですよ。
金門島のロマンチック作戦は台湾の晩婚化に寄与するのか?
日本が晩婚化(未婚率)を社会問題とするようになってから久しいですが、台湾でも同じく晩婚化は社会問題となっています。
とにかく若者が減っているというのです。
台湾の平均初婚年齢は男女とも30歳を超えていますし、もっと深刻なのは未婚率です。
35歳以上の未婚率は男女ともに10%を超えているので10人に1人が独身ということになります。
当然、人口は減少しますので国力の低下が懸念されるようになります。
ですから、台湾でも日本と同じように町工場にはベトナムやインドネシアなどの新興国から出稼ぎに来ている人が沢山働いているのです。それだけ労働者がいない人手不足ということです。
おまけに、台湾は日本よりも転職が盛んな国です。他に給料の良いところがあればすぐに従業員はやめてしまいます。これは中国と同じ感覚でしょうか。
最近は日本もやや同じような傾向にあり、転職ブームみたいになっていますけどね。
このように、若者の結婚離れを何とかして阻止しようと計画された「金門島ロマンチック作戦」はまさに「結婚」をテーマに未婚のカップルを誘致し、集団結婚式や結婚写真の撮影も行うそうです。
そして金門島のロマンチックな名所を周ったりもする。
プチ新婚旅行みたいな感じですね。
雰囲気づくりというのは、恋愛や結婚においてすごく重要であることは確かですし、一時の盛り上がった気持ちのままにゴールインしてもらうというのは有効かもしれません。
ロマンチックなだけじゃない。歴史を感じる金門島
ロマンチックを売りにし、知られざる秘境を巡ったりするプランも計画されているが、金門島で起こった戦争という歴史を忘れてはいけない。
また、その遺産が残されているのでもし観光に行ったならば自分の目で見て感じて欲しい。
日本も台湾も便利になり過ぎた世の中ゆえ、他人と接し、他人と一緒に暮らし、他人と一緒に人生を分かち合うという意義を感じることが薄れているのかもしれません。
一人は自由だ。
経済的に余裕がない。
結婚が面倒くさい。
出会いがない。
その一つ一つの言葉には時代背景があることでしょう。
結婚することが正しいとは思わないし、子孫を残すことが正しいとも思いませんが、結婚することで生まれる人生の楽しみも苦しみもあるってことを多くの若い人に知って欲しいと思います。
人生、色々あるほうが面白いです。
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