日本に近く、シーズンによっては過ごしやすい気候で多くの観光スポットを持つことから海外旅行の行き先として台湾は現在人気が急上昇しています。
テレビやyou tubeでも台湾旅行に関する動画をみることが多くなったように感じますね。
台湾には台北のような都会らしい文化の中心地やノスタルジックな雰囲気が色濃く残る九份、そして数々の穏やかな自然の風景など、魅力的な場所が多く詰まっています。
とはいえ、海外旅行先として人気のある台湾ですから、観光地によっては人混みが・・・
折角の海外旅行で人混みの中を動き続けるのはできれば避けたいものですよね。
では、人混みの少ない観光地はどのような場所なのでしょうか?
ここでは、一部のおすすめスポットを紹介します。
古き良き雰囲気を残す「十分(シェーフン)]
「十分(シェーフン)」は新北市に位置する街。
ここでまずおすすめの観光地は「十分(シェーフン)駅」で、台湾の田舎ならではの落ち着いた雰囲気を感じ取ることができます。
レトロな感じが懐かしさを覚えるかもしれません。
駅近郊には商店街があり、なんとこの狭い商店街の真ん中を電車が通っているという普段は見ることのできない珍しい風景を発見。
なお、電車が近づいていない間は線路上を歩くことができる場所もあります。
そして十分(シェーフン)で有名なのはやはり「ランタン飛ばし」でしょうか。
ランタン飛ばしは十分(シェーフン)の伝統的な文化で、願い事を書いた紙風船を気球のように飛ばすことで願いが叶うという一種のおまじないの儀式です。
商店街の昼間の上空には観光客の飛ばしたランタンはいくつか見られることから、その人気がうかがえます。
夜になると、灯りのともったランタンが空中に浮かんでいるので、その幻想的な風景はきっと一度見ると忘れることがないでしょうね。
また、商店街で販売されている品物も面白いものが多く、安い価格で珍しいグッズやおまじないのお守り、スナックなどを買うことができます。
ところで、実は十分(シェーフン)にはもう一つの有名観光スポット「十分(シェーフン)大瀑布」があります。
十分(シェーフン)大瀑布は駅から徒歩30分から40分程度の場所に位置する高さおよそ20メートル、幅およそ40メートルの大きな滝で、「台湾のナイアガラ」という別名も付いています。
駅でノスタルジックな風景を目におさめた後、山の中の落ち着いた雰囲気の中美しい風景を見て目を癒すというのもいい観光になるかもしれません。
最近は十分(シェーフン)もランタン飛ばしのシーズンなど、タイミングによっては沢山の人が訪れるため駅なども混雑することがありますので、有給休暇などをとって平日に行くのがおススメかもしれません。
中国と台湾の文化を体験するなら国立故宮博物院
国立故宮博物院は台湾の北部に位置する台北市にある国立博物館です。
実は中国にも国立故宮博物院があるのですが、昔、中国共産党と中国国民党が内戦をしていた時に戦いに負けた蒋介石率いる中国国民党が展示物のほとんどを台湾へ逃げる際に持ち出したのです。
なので、現在では中国よりも貴重で多くの展示品が台北にあるのです。
中国の歴史的を知るという少しマイナーな観光スポットですが、台湾旅行で「中華の文化をしっかり体感したい」という方におすすめです。
この博物館で特に有名なのはなんと言っても「五大宝物」でしょう。
五大宝物とは鉱石や動物の骨を削って作られた五つの展示されている美術品を指し、中華の繊細で非常に高度な加工技術によって作られた驚くべき文化財です。
美しさはもちろんのこと、一部の制作方法が研究対象になるなどあまりの技術の高さに圧巻されるでしょう。なお、日本の博物館で展示されたことで有名な「翠玉白菜」も実はこの五大宝物の一つです。
また、国立故宮博物院でおすすめの展示物はこれだけではありません。
古風な絵画や美しい陶器や急須など、至る所に注目すべき展示物が並んでいます。
ちなみにこの博物館は70万点ほどの膨大な量の美術品を所有しているとされ、数か月に一回ほど展示物を入れ替えてリニューアルしているそうです。
ところで、国立故宮博物院は台湾に住む現地の人々にも人気ですから、平日も混んでしまうことがあります。
しかしお昼時や閉館時間に近い時間帯は人が減り、静かな雰囲気の博物館でもありますから人混みが苦手な人でも楽しむことができるでしょう。
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植民地時代の壮大な建造物
日本は台湾を戦前から終戦にかけて占領、植民地としており、その過程で台湾のインフラや行政機関などを一気に整備していました。
実は第二次大戦から70年以上経過した現在でも一部の植民地時代に建設された建造物が使われています。
日本と台湾は共に地震や暴風雨などが多発する土地という共通点もあり、その頑丈な設計が今でも台湾に残っているひとつの理由のようです。
さらに戦時中の日本のあり方が国際的に問われている風潮の中ではこういった建造物が多く残されているのは珍しく、植民地支配がどのようなものであったかを目で見ることができ、さらに台湾と日本の文化を同時に全身で体感できるという点では貴重な観光地ということができます。
植民地時代の建物は観光地化しているものも存在し、例えば1906年に建てられた歴代地方高官の官邸として使用された宜蘭設治記念館などは日本の建物の見た目をそのまま残したまま観光地として多くの人々が訪れています。
日本の伝統的な木造建築とヨーロッパ式の建築スタイルを組み合わせた和洋折衷建築となっています。
一方現在実際に行政に使用されているものも多く、厳かで壮観な見た目が特徴的な台湾総督府の本庁舎は今でも行政の中心を担う重要な機関です。
こういった植民地時代の建物は自由に観光できることもありますが、実際に行政機関が入っている建物では安全保障や政治的な要因でいくつかの制約が存在する可能性もあるため、実際に訪れる際は事前にそのような情報を確認しておくとより安心して旅行を楽しむことができるでしょう。
台湾で落ち着いた観光をするススメ
台湾は自然の風景から建造物まで非常に多彩な観光スポットを保有しているため、素晴らしい穴場スポットも多く存在します。
観光地というと人混みがつきもののイメージもありますが、台湾であればそのような心配は必要ないでしょう。ゆっくりとした時間を過ごす旅というものは、日頃の心の疲れを拭い去ってくれるはず。
日本から近く台湾との国際関係も現在は良好なため、きっと満足のいく旅行にすることができるはずですので是非訪れてみてくださいね。
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