関税とは?何のためにある?誰が誰に払う?超基本のこと

関税
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関税とは貿易に関することかな?というのは何となく分かっていても、一体何のためにあり、誰が何をした時に誰に払うものなのか?

それがイマイチよくわからないという人のために、超簡潔に関税のことを説明します。

TPP(Trans-Pacific Partnership:環太平洋パートナーシップ協定)など海外貿易に関するニュースでも度々関税のことは耳にします。

2017年にアメリカでトランプ大統領が就任してから、特に関税の税率アップを公言したりとゴタゴタしています。

でも、実際この問題って何が問題なのかは関税のことを知らないと理解できませんよね。

ということで、関税とは何か?

ここで覚えておきましょう!!

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関税とは国内製品を守るための課税システム

関税のことを一言で説明するならば、外国から輸入した物に課す税金のことです。

国内で何かものを買ったりしたら消費税が徴収されますよね。

意味的には同じ税金に分類されると考えてください。

謎の役人
あなた、部品を海外から輸入しましたね?
平野
あぁ・・・はい。
謎の役人
その部品には税金(関税)がかかりますのでお金払ってくださいね!

という感じで、関税の税率は輸入するものによっても異なります。

何故、こんな税金がかかるのかというと、自国の産業を守るためというのが大義名分です。

もし関税がなければ、安い海外製品がどんどん日本に入ってくることで私達は価格が高い日本国内の製品を買う頻度が少なくなってしまいますよね。

だって、安いほうがいいし。

そこで、政府は海外製品に一定の課税をして、日本国内の人に海外製品を買い渋らせようとしている=日本製の製品を買わせようとしているということです。

これが日本国内の産業を守るということに繋がっているのです。

関税が撤廃されたら何が問題となるのか?誰にメリットがあるのか?

もしも、外国との貿易で関税が撤廃されてしまったとすると、より安く良い製品を作ることのできる国が恩恵を受けることになるでしょう。

その理由は先ほどにも説明したとおり、輸入される製品に課税されないので輸入者は海外製品を安い原価で仕入れることができるからです。

安いとどんどん買おう!となりますので、輸出する側はどんどん製品が売れてウハウハとなります。

その裏では、国内生産をしている企業が海外製品に押されてジリ貧になり、大きな反発が起こると予想されます。

まさしくTPPの一部はこの関税軽減あるいは撤廃に向けた自由貿易の話し合いなので、多くの人が意見の衝突をさせているのです。

もしも、国内産業が衰退するようなことがあると、国(政府)としては税金の徴収ができなくなったり、失業者が増えれば失業保険などの支給により支出が膨らみます。

なので、過度に関税軽減を進めてしまえば国家衰退につながりかねないということですね。

関税を払うのは輸入する人

ところで、関税って誰が誰に払うの?という疑問がありませんか?

まさか自分でどこかの役所に支払いに行くの?という心配を持っている人もいるかもしれませんが大丈夫です。

例えば、あなたが海外製品をネット通販で海外サイトから購入した場合、その製品の価格に輸送費や梱包費などが明細に記載されますよね。

関税は基本的にはそれら一式に対して課税されます(例外もあるので、くわしくは税関から調べてくださいね)。

通常、海外製品を購入したときには、輸送業者が運んでくれます。

DHLEMSFedExなどが有名ですね。

これら業者はあなたが購入(輸入)する製品に対して、どれくらいの関税がかかってくるのかなどを含めた通関処理を代行をしてくれます。

自分で通関処理することもできるのかもしれませんが、大変面倒ですので普通はしません。

大抵は業者に依頼します。

※当然、通関代行手数料は発生します(輸入金額によっても異なったりしますので各運送業者のホームページを参照してください)。

こうして、通関業務により課税額が算出されると、運送業者がその税金を立替してくれますので、製品の引渡し時に関税を含めた代金を運送業者に支払います。

つまり、実質はあなたが関税を払っていることには間違いないということです。

国内での消費税と同じような扱いですね。


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関税の税率は輸入品の種類によって異なる

関税、関税と繰り返し書いていますが、実は輸入する製品の種類によって関税の税率は異なります。

それに、常に一定というわけではなく定期的に税率は見直しをされたりしていますし、貿易をする国によっても優遇処置をとったりしているところもあります。

特に発展途上国からの輸入品は関税率0%(免税)というものだってある。

(詳しくは関税率を参照ください)

優遇処置というのは「発展途上国を応援しよう!」という政府の取り組みだと解釈するとよい。関税を無くすことで、発展途上国の製品がより多く日本の国内に入りやすくしているということ(価格が安いので私達消費者が手を出しやすいということ)です。

また、製品ごとに関税率が異なる理由は、様々な理由がありますがざっくりと見れば「より消費者に近いもの」は税率が高いような気がします。

それだけ、多く輸出入される品目であるからでしょう。

なので、何をどこから購入したかをしっかりと調べておかないと、仕入れた製品に思わぬ高額の関税がかかってしまった!という誤算を生む可能性だってあります。

もしも海外から何か製品を購入する時には気にしてみてね。


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