海外からの部品調達依頼を業者にした時の消費税・関税処理

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金属機械加工の部品調達において、主要都市エリアから離れた地方での営業活動をしているという個人事業主にとって、加工依頼を受けてくれる業者の確保が思うようにいかないと頭を抱える大きなストレスになりますよね。

仕事の引き合いは獲得できるのに、ものが出来上がらない・・・

納期間近になって、依頼している加工屋に「そろそろ引き取りに行っても大丈夫そうですか?」と聞くと「まだ何もしてないわ!ごめん!ごめん!」という真っ青になることもある。

納期はどこでも100%保守するできるとは限りませんし、忙しくなる時には仕方ないこともありますが、納期遅れの常連さんになってしまうと商社としてはお客様からの信用を無くしてしまう心配もあります。

そこで、初めて海外からの部品調達も視野に入れようかと考え始めたたあなたが心配になりそうなこととして

  • 消費税
  • 税関

といった費用はどうなるのか?

どうすればよいのか?

ということではないでしょうか。

関税ってそもそも何?という疑問をお持ちの方は「関税とは?何のためにある?誰が誰に払う?超基本のこと」で簡単に説明しているので参照してください。

ここでは、あなたがどこかの業者に海外調達をお願いしたときに発生するこれら費用についてどうなるのかについて紹介します。

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海外部品調達でかかる消費税

海外の工場で部品加工をしてもらい、日本に入れる場合は輸入になりますね。

なので、輸入取引品には原則として消費税がかかります。

納税義務者は輸入品を引き取る者が負いますので、あなたがどこかの業者に頼んだ場合はあなたに納税義務があるという流れになるのですが、通常は海外からの部品調達をしてくれる業者が輸入品の引き取り主とみなされるため消費税の納税はその業者が行います。

つまり、あなたは単純に海外からの部品調達をしてくれた業者から、その調達部品を日本国内で購入したという位置づけになりますので、深く考えなくても大丈夫です。

普通に、部品加工の見積り依頼(海外調達として)を業者にお願いして返答された価格が、仮に¥5,000だとすれば、そこにいつもの消費税が課税されるだけなのです。

部品調達してくれた業者があなたに海外からの輸入税金等々を請求することはないと思っておけばいい。

もちろん、あなたが自分で海外工場から直接部品調達をした場合は消費税の納税義務はあなた自身にかかります。

ただし、例えばDHLなどの輸送業者を通じて輸入するときには、関税や消費税の支払いは輸送業者が代行してくれますので、その代金(代行手数料も含む)を輸送業者に支払えばよいのです。

実際、海外からの部品調達にかかる消費税の額というのは、普段私達がコンビニなどでモノを買ったときにかかる税率とは計算方法が異なります。
具体的には国内消費税(6.3%)と地方消費税(1.7%)に分けて計算され、地方消費税は内国消費税額の17/63相当額で100円未満は切捨てします。
詳しくは国税庁のホームページを参照してください。

海外部品調達でかかる関税

関税とは海外からの輸入品に課せられる税金のことで、広義では間接的な消費税みたいなものと思っておけばよいでしょう。

ただし、輸入品の品目によってその関税率は異なります。

よく金属部品の海外調達では通関処理に時間がかかっている・・・というトラブルが起こりますが、これは海外のメーカーで作ってもらったものが何かを明確に説明できずに税率が定まらなくて処理に時間がかかっているということです。

輸入品の関税率については財務省関税局が公表しています(http://www.customs.go.jp/toukei/info/index.htm

この関税についても、海外部品調達をしてくれる業者に頼んだ場合は、あなたが考える必要は有りません。

見積り金額に含まれるものとして考えてよいでしょう。


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♦通関処理をスムーズにするワンポイントアドバイス

あなたがどこかの業者に海外部品調達を依頼するようになったとすると、一度は経験するであろうトラブルが通関処理です。

納期間近になって業者から「品物が通関で止められていてどうしようもありません・・・」という連絡をもらった場合、輸入した中身は何だ?という質問を受けたりします。

どこ(どんな機械)に使うのか?

どのように使うのか(何を作るのか)?

材質は何か?

などなど。。。

時には、図面を出してくれと言われることもあります。

正直、通関で輸入品が止められるかスムーズにパスするかについては、運任せみたいなところがあるのは事実だと経験上言えます。

なので、予防線を張っておくとするのであれば、分かる範囲で部品名を具体的にしっかりと明記しておきましょう。

悪い例:部品①、部品②・・・

良い例:spindle shaft、bolt・・・

これだけで、通関処理がスムーズに進みます。

かつて私が失敗した例としては、部品名に machine parts と書かれた部品を仕入れるときに、1週間以上も通関で止められました・・・

図面よこせとか、何に使うんやとか色々聞かれましたし大変で面倒でしたね。

まとめ

海外からの部品調達を前提にして協力会社探しをしていく場合、気になるであろう消費税や関税のことは深く考えなくて良いというのが結論です。

実際に自分で直接海外から仕入れる場合は別ですが、結構面倒くさいので窓口となってくれる中間業者にお願いするほうが時間を有効に使えるのではないでしょうか。

中間業者から時間と海外ルートを買っていると思えば、50円、100円でも安いところを!と必死になる必要もなくなるかもしれません。

海外からの部品調達をしてくれる会社との付き合い方も考えられるようになりたいですね。


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