日本にはプロ野球チームが12球団あり、アメリカ大リーグ(メジャーリーグ)では30球団が存在する。
もちろん台湾にもプロ野球チームはあり、中華職業棒球大聯盟(CPBL)と呼びます。
元々は1989年に発足した中華職業棒球聯盟ですが、2003年に別のプロ野球リーグである台湾職業棒球大聯盟と合併して現在のリーグになっています。
日本統治時代に伝わった野球ですが、台湾のプロ野球の歴史はまだまだ浅い。
でも、ワールドベースボールクラシックなどの国際大会で台湾野球が活躍している姿を目にする人も多いと思います。
それだけ台湾でも野球人気は高いのです。
ただ、それなりに台湾でも野球は盛んなのですが、現在のプロ野球リーグに所属する球団は4つしかないのです。。。
中信兄弟
兄弟飯店棒球隊として1984年に創設された、台湾で現存する最も古い球団。
その後、球団名を兄弟エレファンツ(1990年 – 2013年)と変えて運営されていたものの、2013年にオーナーである兄弟大飯店が経営難を理由に球団の売却を発表。
ここで名乗りを上げたのが、別球団である中信ホエールズを運営していた中国信託商業銀行であり、兄弟エレファンツを買収する形で新たに中信ブラザーズ(2014年 – )が誕生しました。
本拠地:台中インターコンチネンタル野球場(台中)
公式サイト:https://www.brothers.tw/
統一ライオンズ
1989年統一棒球隊として設立。
翌年からは球団名を統一ライオンズ(1990年 – 2007年)と変更しているが、途中2008 – 2016年の間は球団親会社のグループ傘下にある統一超商がセブンイレブンを台湾で運営していることから宣伝も兼ねて球団名を統一セブンイレブン・ライオンズとしている。
2017年からは球団名を統一ライオンズに戻している。
台湾のプロ野球チームの中でも通算勝利数や優勝回数などは最も多い。
本拠地:台南市立野球場(台南)
公式サイト:https://www.uni-lions.com.tw/
富邦ガーディアンズ
1993年に俊国ベアーズとして設立され、1995年に興農ベアーズ、1996年の途中から興農ブルズ として 2012年まで運営されていたが、親会社の経営悪化によって球団が売却される。
その後、義聯グループが球団を買収し義大ライノズ(2013年 -2016年 )として活動するも、2016年11月に球団は富邦グループに買収されて富邦ガーディアンズ(2017年 – )となる。
台湾のプロ野球球団は日本の球団と比べると、頻繁に親会社の経営難による球団売却が行われているようですね、
本拠地:新荘体育場野球場(新北)
公式サイト:https://www.fubonguardians.com/
楽天モンキーズ
台湾のプロ野球球団としては、2003年に第一金剛として発足したのが始まりですが、現在の台湾プロ野球リーグとは別のリーグである台湾職業棒球大聯盟に所属していた雷公(1997年 – 2002年)と太陽(1997年 – 2002年)という球団が合併してできた球団。
その後、運営する親会社が変わりLa Newベアーズ(2004年 – 2010年)、2011年には本拠地を現在の桃園青埔國際棒球場に移して球団名もLamigoモンキーズと変更された。
2020年からは日本の楽天が買収して、楽天モンキーズに刷新されています。
本拠地:桃園国際野球場(桃園)
公式サイト:https://monkeys.rakuten.com.tw/
台湾のプロ野球シーズン
台湾のプロ野球シーズンは3~10月で、前半・後半に分かれています。
7月下旬にはオールスターゲームがあって、これまた日本と同じです。
9~10月にレギュラーシーズンが終わるとプレーオフがあり、そして台湾シリーズが行われるます。
ちなみに、日程などを詳しく知りたい場合は公式ページを見ればわかります。
台湾プロ野球の公式ページ:中華職棒大聯盟全球資訊網 The Official Site of CPBL
台湾のプロ野球チームは上記の通り全部で4チームだけです。
まずは前期・後期でそれぞれ優勝チームを決定します。
前期と後期で優勝チームが同じならば、そのチームは台湾シリーズに進出決定。
そして残り年間勝率が高い2チームがプレーオフで戦い、先に3勝したチームが台湾シリーズに進出します。
前期・後期で優勝チームが異なる場合は年間勝率が高いチームが台湾シリーズに進出決定です。そして、残りは前期・後期のどちらかを優勝したチームと年間勝率が次に高いチームでプレーオフが行われる。あとは、同じです。
台湾シリーズは7戦のうち先に4勝した方がチャンピオンになります。
日本シリーズと同じです。
ちなみに、台湾シリーズは前期・後期ともに優勝したチームが参加する場合は、1勝のアドバンテージが与えられます。
観戦チケットはコンビニでも購入できるようです。
台湾のプロ野球チームまとめ
いかがでしたでしょうか。
案外、台湾のプロ野球チームのことを知らないという人も多いのではないかと思いますが、実際に台湾ではチームの再編が繰り返されていますし、チーム名が変わったり運営会社が変わったりと動きが激しいです。
日本の球団のように根強いファンを獲得するためには、親会社も球団名も変わることなく長く続いていかないと難しいのかなとも感じるところですね。
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