台湾の電子部品メーカーの紹介「PEGATRON」

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台湾は今や鴻海精密工業(フォックスコン)がシャープを買収したことで、電子部品メーカーがすごい勢力を誇っているということは日本でも有名になったんではないでしょうか。

でも、台湾ってどんな電子部品メーカーがあるんだろうか?

もちろん、鴻海精密工業は有名ですが、それ以外にもあるはずなんですよね。

そこで、今回は台湾のパソコンメーカーであるASUS(エイスース または エーサース)の製造部門が分離独立した 和碩聯合科技 PEGATRON(ペガトロン)について紹介します。

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和碩聯合科技(ペガトロン)は台湾の電子機器の受託製造メーカー

和碩聯合科技(ペガトロン)は 2007 年に台湾の電子機器メーカーである ASUS(エイスース)の製造部門から独立して設立されました。

なので、主要株主は当然ASUS

主な事業内容は、パソコンやスマートフォンなどの電子機器の受託製造で、従業員は10万人を超えるとされ、最大手と言えます。

しかし、元から名が売れた有名企業であったというわけではなく、一躍業績が飛躍した理由はアップル社との関係にあります。

そう、iPhone や iPad で有名な会社です。

和碩聯合科技(ペガトロン)は自社ブランドは持たず、あくまでもOEMとしての会社であり、売り上げの半分以上をアップル社の iPhone の受注獲得から得ているとされます(2017年現在)。

この依存度の高さが良いか悪いかは別として iPhone の受注獲得成功によって、台湾の最大のOEM大手である鴻海精密工業を追随していることには間違いありません。

事実、台湾では鴻海精密工業に次ぐ第二位のOEM企業になっているのです。

何故、和碩聯合科技(ペガトロン)がアップル社からの受注獲得に成功できたのか?

ペガトロンが業績を伸ばす前、アップル社の製品のほとんどは鴻海精密工業(フォックスコン)が受注していました。

その裏側には、人脈が大きな影響を与えたようです。

フォックスコンの会長である郭台銘(かく たいめい)と故スティーブ・ジョブズに繋がりがあったからこそのようです。

とりわけ、故スティーブ・ジョブズがフォックスコンをお気に入りだったというのは一部で有名な話ですが、その理由は技術者としての目線でフォックスコンを見ていたからかもしれません。

やはり、人脈というかコネというか、そういうものってすごく強い影響を与えるものだと思いますね。

世の中の大企業の多くは何らかの人脈があってこそ成り立っていると言っても過言ではないのかもしれません。

平野
有名になれば、人も寄ってきますしね。

しかし、アップル社の CEO が故スティーブ・ジョブズ氏からティム・クック氏へと変わるとサプライチェーンが大きく変化したようです。

今までは、鴻海精密工業へ発注一択。

でも、これからは有名・無名関係なく発注をかけてバランスを図る。

そういう方針になったんですね。

ティム・クックはスティーブ・ジョブズからアップル社の CEO を引き継いではいますが、元々アップル社の経営の実務を担当していたことから、会社としての方針に変化が生まれたのかもしれないですね。

ちょうどこの頃、鴻海精密工業ではあまり良いニュースが流れていなかったことも和碩聯合科技(ペガトロン)にとっては追い風となったみたいです。

大きくなり過ぎた鴻海精密工業(フォックスコン)では、生産コストの削減のため従業員の勤務体系がまさにブラックな状態になっていたようで、外側はキラキラと輝く大企業でも中身はドロドロ。

過酷な労働条件に耐えられずに自殺者まで出たほどです。

こうした一連の問題が報道されることで、フォックスコンが労働条件の改善を強いられることでますますアップル社にとってはコスト面でメリットは減るんです。

さらに、巨大企業となったフォックスコンはたとえアップル社であろうと、うまく制御することは難しく、細かい部品調達先をどうするかなどフォックスコンが独自判断して行う部分もあります。

このように、大きくなった企業には必ず小さな隙間ができるもので、和碩聯合科技(ペガトロン)はこの隙間を狙ってアップル社にPRしたのでしょう。

ただ、今後は急成長しているペガトロンですから、フォックスコンと同じ道を辿らないためにもどう対処していくかが課題となりそうです。

和碩聯合科技(ペガトロン)の情報

台湾証券に2010年に上場

米国の「フォーチュン」誌でも世界500大企業にも掲載されています。

和碩聯合科技(ペガトロン)の公式ホームページはこちら

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