6月になると台湾はすでに36度を超えている猛暑という日々が続きます。
日差しが強く湿度も高いため、体感温度は40度を超えているのではないかと思います。
そのためか、毎日熱中症で病院に運ばれる人が続出とか。
テレビのニュースでは「お昼から午後15時の間、なるべく室内にいるように」と提唱しているくらいですからね。
いわゆる外出禁止令みたいなもんですよ。
(-_-;)
この暑さのエネルギー、何かに転嫁できないものでしょうか?
いや、できるんですよね。
それが、塩田!
台南人はこの高い気温を活用し、日々の食卓に欠かせない「塩」に変身させます!
今回は台南にある塩の山についてのご紹介です。
もしも、真夏の台湾観光(特に台南)に来られる予定があるのでしたら、是非とも寄ってみてや。
台南の沿岸にある七股塩山、まるで雪山!!
台湾観光といえば、まずは台北!
それがメジャーというか王道ですよね。
そして、そろそろ台北にも飽きてきたなぁ、ちょっとマイナーな台湾観光スポットないかなぁと探し始めているあなた!
是非とも台南へおこしやす!!
台湾は台北、台中、台南、台東とそれぞれに街の色があります。
メジャーな台北は都会で、日本とさほど変わらないかもしれません。
「なんか風景が日本と似ているなぁ」
そんな声はよく聞くしね。
台北観光に飽きた人が次に狙い定めるのは、台南です。
台南はいわば古都に近い空気を持つ街です。
古い建物も多く残っていますし、食べ物の文化もちょっぴり台北とは違います。
このブログでも紹介している牛肉湯も台南ならではの朝食の定番です。
是非とも食べてみてほしい。
さて、台北にすっかり慣れた人が台南に来ると、どこに行ってもマイナースポットに感じるかもしれませんが、それはさておき、トップにある写真は台南沿海の七股にある観光スポット「七股塩山」です。
写真をパッと見た感じは、涼しい雪山だと思いませんか?
しかーし!現場はとっても暑い!
もう、トロけるくらい暑い!
覚悟しな!(笑)
「七股」は日照が強く、雨も少ないため、1950年に台湾初の国営製塩工場が建設されました。
「天日干しの製塩産業」ってのが特徴でありウリです。
2013年に民営化され、今までの食用塩の他に、スキンケア、日常生活用品(歯磨き粉など)、健康食品からその他様々な商品を開発しています。
さらに、多くの人に塩の製造プロセスを知ってもらうために「塩の博物館」まで建てちゃいましたね。
写真にある「七股塩山」は6階建ての建物と同じくらいの高さで、おおよそ3.9万トンの塩を積んでいます。
塩田(塩山)が持つ市場価値と観光価値
台湾(台南)のマイナースポットとして七股塩山を紹介するのはいいけど、果たしてそのスポットにあなたが満足してくれるかどうかは・・・・
あなた次第!!
って何ともなげやりな(笑)
でも、あながち間違ってないのだ。
観光地巡りって、事前にちょっとした情報を持っているか持っていないかで楽しめる度合いってものが変わりますよね。
だから、塩山に行くのなら塩の大切さとか、七股塩山がどれくらい稼いでいるのかを気にしながら行くといいよ。
おぉ、これが全てお金に変わるのか・・・って取り乱しました。。。
申し訳ございません<(_ _)>
仕切り直して、塩は私達の私生活では欠かせないものです。
塩分の取りすぎが健康のためには良くないけれども、塩分がなければ私達は死んでしまいますからね。
それに、台湾の暑さで汗をいっぱいかくと思うので、七股を訪れたなら塩山の塩をなめればええし。
ハッハッハ!
って冗談抜きで、台湾の夏は蒸し暑いので水分補給はお忘れなく!
とにかく、塩には殺菌作用もあるし、保存食を作るためにも欠かせない価値の高いものなんです。
塩はその辺のスーパーで手軽に買えるだけに、市場も大きいんですよ。
純粋に市場価値を算出してみると約1.4億台湾ドルです。(日本円だと7.2億円になります。)
ね、凄いでしょ?
さらに、この七股塩山は観光地化させることで、観光的価値も生んでいます。
青い空と白い塩山、台湾国内でも独特な景観であり、とっても人気のある観光地です。
最高の写真撮影スポットです。
こんな台湾のマイナースポットに行ってきたんやで!って友達や家族に写真を撮って見せてあげてくださいよ。
しかし、写真を撮りに行く人がほんとに多くて、真夏は写真を撮るために行列に並ぶ時間が大変だけどね...
台湾人って、みんな写真撮影は一枚で済まないからさ。とにかく気に入る写真が撮れるまでパシャ!パシャ!パシャ!パシャ!
っていい加減にせんかい!な感じですからね(笑)
待ち時間は長いんですよ。
日本人はほとんど1枚か2枚写真を撮ったら次の人へ譲るでしょ。
日本人はすばらしいです!
七股塩山にある塩じゃないものにもご注目!
七股塩山では、塩の階段で山頂まで登れます。
ゆっくり登ったら10分ほどかかります。
ただし、塩の斜面や階段は滑りやすいため、要注意です。
絶対に走らないでね。
こけて塩まみれになっても知らないからね。
私は他の人が写真に写るのが好きじゃないので、誰もいなくなるまで待つか、帰ってからパソコンの写真ソフトで後処理したりしてます。
今回は知らない人が写っていたからチューリップで隠しておくとしますわ。
さらに、七股塩山はマイナースポットでありながら観光地化されているのですが、その園内には写真好きな台湾人向けに「写真撮影用の置物?オブジェ?」が多くあります。
これらの置物は定期的に変えたりしています。
これはカップル用のLOVE(笑)
ここまできて、LOVE って必要かな??
カップルにその辺の塩をかけて厄払いでもしたろか?
まぁ、ええわ。
また、妙なところにキューピッド?が隠れています。
(;’∀’)
わかりますか?
キューピッドというか、なんか偽物のエルヴィス・プレスリーみたいや。
置物は定期的に入れ替わると書きましたが、キューピッド?がいたところは以前、巨大な招き猫とフクロウだったんですよ。
台湾人のセンスがよく理解できないです。
ごめんなさい。
何でこんな置物があるのかわからないのです。
傾向としては、単純に最近流行りの物を置く事は多いみたいですね。
園内の塩山以外はトロッコ列車と言うのかな? 園内一周回る乗り物が運行されています。
塩の家、水上ゴルフ、バーベキュー、製塩体験、ペダルボートなど、カップルや家族全員を楽しんでいただける施設もあります。
とにかく、台湾は楽しけりゃ何でもアリなので。
食べ物としては、塩製のアイスキャンディーも販売されていて、独特な海藻味のものもあるんですよ。
海藻の味って・・・塩味に臭みが混じっとるだけちゃうの?
なので、私は食べる勇気がなく、すみません。。。。
七股塩山の天日干し塩田は絶対に見ておこう!
これは塩田です。
海水を流し込み、天日干しすることで自然に結晶させるんです。
海水を沸騰させるという作り方もあるんですが、お天道様に任せるのは一番エコだね。
なんだよ~、そんなの知ってるよ~
っていうでしょ?あなた。
いやいや、知ってるのと実際に見るのは違うからね。
「見た」という経験と「知っている」という知識は別物。
一見の価値ありですから、絶対来てください!
これが塩の結晶です。
ほら、キレイでしょ♥
まるで雪のよう。
塩田では製塩体験ができるから、子供連れの方におすすめします。
台南市内から車で1時間の距離です。
交通手段は車と直行便バスがあるから、不便はないと思いますよ。
入場料は1人当たり50台湾ドル(190円)、車1台は100台湾ドル(280円)(乗ってる人の入場料込み)
最後、塩山のホームページと台南市内バスのホームページを添付しておきますね。
興味がある方、ぜひ見てみてください。
ところで、「七股」ってねぇ。。。「二股」だけでも大変なのに。
七股塩山
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