こんにちは!
台湾と日本をものづくりで繋げたい管理人の平野です。
いやぁ、ついに暑い夏がやってきましたね。
夏といえば海!
海といえば灯台!でしょ。
海辺のシンボルともいえる灯台。
岬でひっそりと船舶に位置を知らせて、海の道しるべとなる灯台。
誰か、私の道も照らしてください・・・
それはさておき、昔は灯台守という仕事がありました。
誰もが知るアニメ「ムーミン」にも灯台守は登場するし、様々な文学や映画などにも灯台は一つのシンボルとして散見されたものです。
だけど、日本でも2006年に長崎県五島市に残っていた女島灯台が無人化されて、灯台守という職業は消滅してしまいました。
そんな灯台。
何故か、遠くから見ていると懐かしささえも感じたりはしませんか?
灯台マニアでなくても、灯台が暗闇を遠く照らす光に幻想的なものを感じたり、海と灯台のある風景は心が落ち着く気がします。
日本と同じ島国である台湾にももちろん灯台は数多くあります。
今回は数ある台湾の灯台の中から、観光で周るならココだ!というところを厳選しておススメ・紹介しようかと思ったのですが、どこがいいかなぁ・・・と迷った挙句。
とりあえずは、台湾の ”端っこ” にある灯台を攻めてはいかがか?
という結論に至りました。
安い考え(笑)
台湾本島には東西南北の四端にそれぞれ灯台があり、実は日本人との繋がりがある灯台も。
これは是非、台湾を観光で訪れた時には ”ついで” でよいので灯台を眺めに寄り道したくなるのではないでしょうか。
あるいは、サイクリングでぐるりと灯台を巡ってみても面白いでしょうよ。
もしかすると、あなたの心を灯台の光がそっと照らしてくれるかもしれません。
台湾北端にある灯台「富貴角灯台」
(公式ページより引用)
さわやかな海の香りを乗せた風が通り抜ける岬に立つのは、台湾の最北端、新北市にある灯台。
八角形をした灯台が建設されたのは 1897年。
ちょうど日本の統治時代になり、日本人が初めて建設した灯台にもなります。
少し高台になった灯台まで続くアスファルトの道。
両脇には緑の草が生い茂ります。
海外線に見える白い波を横目にサイクリングで駆け抜ければ、爽快感はたまらないはず。
途中、観光客もまばらに歩いているかもしれないので、気を付けよう。
台南の国聖港にある最西端「国聖港灯台」
(台湾観光局のサイトより引用)
ちょっと廃れた感がある寂しげな白と黒のコントラストが目印の灯台ですが、ここは台南の国聖港にある最西端の灯台。
1957年に建設されたもので、比較的新しい灯台です。
国聖港灯台と「灯台」の名前がついているが、電波塔のようにも見えます。
そのシルエットは他にはないちょっと風変わりな灯台。
周辺は殺風景で何もないのが残念なところだが、それゆえに沈む夕日をバックに星空が見える頃、灯台の上には満天の星空が現れるでしょう。
地面は砂場になっているので、サイクリングで駆け抜ける時には脇道にそれないようにしよう。
台湾最南端「鵝鑾鼻灯台(がらんびとうだい)」
(台湾観光局サイトより引用)
1881年に屏東県で建設された灯台で最南端に位置します。
どこか要塞のような雰囲気さえも感じるこの灯台を建設したのは清国(中国)。
清から日本へと統治が変わる歳に一度は破壊されましたが、日本によって再建されています。
さらに第二次世界大戦の時にはアメリカの空爆によって再度破壊され、今に見ることができる姿は戦後に再々建されたものになります。
この灯台の珍しいところは、世界でも唯一無二の武装灯台ということ。
水源さえも自給できるようになっています。
要塞のように見えるのは、戦争という背景があったからなんですね。
現在、この灯台がある周辺一帯は「墾丁観光」で有名な鵝鑾鼻公園(広大な緑地)が広がっていうので、観光客も多く、近くには駐車場も完備されている。
鵝鑾鼻灯台からもう少し、歩いて南へ行けば台湾最南端の碑があるので時間的、体力的に余力があれば行ってみてね。
台湾最東端の「鼻頭角燈塔」
(台湾観光局サイトより引用)
1896年に台湾新北市の東岸に建設された灯台です。
絶壁にせり出した上に建つ鼻頭角燈塔は、大晦日に新年の日の出を見る人気スポットの1つとなっています。
海岸線に見る絶壁が連なる沿岸は訪れる人を魅了し、カメラの撮影スポットとしておススメですね。
途中、海岸線の絶壁を歩く木製の道は少し怖いかも。
しかし、サンライズの写真を撮るには最高のスポットだと言える。
観光で灯台を巡る醍醐味とは
灯台を訪れることを目的として観光プランを立てる人は少ないとは思いますが、灯台の魅力って何でしょう?
海の青に映える白い小塔のコントラストが美しく、どこか穏やかな風景を見せてくれます。
今は無人化した灯台も、かつては灯台守が海の安全を守るために一生懸命に働いていたんだなぁと知らない昔の世界に思いをはせるのも一興です。
そんな美しくも、懐かしくも感じる灯台をレンズ越しにシャッターを切りたいと思いませんか?
今、日本では一眼レフカメラがすごく人気で、瞬間の一枚を残したいという人が増えています。
一眼レフカメラも昔と違って、今はオートモードもあるし素人でも扱いやすい仕様になっているので、手軽にプチ本格的な写真が撮影できるようになっているのが人気の理由なんですね。
ただ、私もそうですけど、カメラにオートモードが付いていても一眼レフカメラを片手に色々な場所を巡るたびに写真技術をもっと上げたい!もっと美しい写真を撮りたい!と思うようにもなります。
だって、せっかくの一眼レフカメラですものね。
そんなあなたには、カメラの撮影の基本とテクニックがたったの3ステップで学べる教材がおススメです。
また、台湾の観光では台北周辺のグルメが最もメジャーですが、少し余暇を楽しむのならサイクリングで台湾本島一周も最高。
今、台湾では自転車ツアーが人気の1つです。
自転車でしか見れない風景がそこにはあるはず。
道中で数ある灯台を写真に収めればきっと思い出は深く刻まれるのではないでしょうか。
ここで紹介した灯台以外にももっと知りたい!という人は台湾交通部航港局サイトをご覧ください。
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