7月7日に「笹の葉さ~らさら~♪」 と歌うのは日本だけ。
台湾にも七夕はあるのですが、日本と違って旧暦に迎えます。
だいたいは約1ヶ月遅れての8月上旬が旧暦の七夕。
何より、日本と台湾で七夕の節句の迎え方が全く異なるんですよ。
日本では、笹に飾りをつけたり、短冊に願い事を書いたりしますけど台湾ではしません。
台湾では七夕を「七夕情人節」と表現しますが、情人とは恋人を意味するので七夕は「恋人の日」。
「恋人の日」とは書いたものの、むしろ女性のための節句と言っても過言ではないかもしれません。
七夕の日、彼女がいる台湾の男性たちにとっては試練の日となるもよう。。。
台湾の七夕は男性が女性におもてなし!?
七夕が「恋人の日」ではありますけど、この日に台湾の男性たちは彼女へのおもてなしを存分にするらしい。
まぁ、できることに限りはあるけどプレゼントを買ったり、食事に連れて行ったり、花を買ったりね。
とにかく、忙しいんですよ。
日本ではクリスマスが「恋人の日」という意識が根付いていて、お一人様は悲しい日を過ごすなんて話もあるけれど、むしろ台湾では七夕の方が「恋人の日」という意識が強いかもしれません。
クリスマスが「恋人の日」になっているのは日本くらいのもんですよ。
ただ、懐事情は別問題。
日本では近年になって共働きが増えてきましたが、台湾では共働きしないと生活できないというくらいのレベルの人たちもすごく多いみたいです。
それだけ、男性の収入が少ないという。
平均年収なんて当てになりませんが、概ね20,000~30,000元くらいじゃないですかね。
日本円だと10万円前後くらい。
これでもって、台湾男性は七夕「恋人の日」に月収の半分くらいをつぎ込んで彼女におもてなしをすることが多いようです。
特に彼女のことが好きで好きでたまらない場合はもっと奮発するかもね。
その場の雰囲気や気持ちでイケイケになる台湾人の性格が出るんでしょうか。
それに七夕の季節になると、テレビCMなどの広告で七夕商戦が始まるらしくて、それもまた台湾男性が感化される1つになるのでしょう。
でも何で七夕の節句がこんな「恋人の節句」になったのか?
いや、「男が女に尽くす日」になったのか?
それは企業戦略にあるという。
いわゆる、製品を売るために利用しているだけみたいな。
日本だと、恵方巻き(関西地方に根付いた節分に食べる巻き寿司のこと)、クリスマス商戦、バレンタイン商戦などですか。
本来の意味とは別の意味でイベントが大きくなってしまったケースですね。
決して台湾の七夕が「恋人の日」というのは古典的なイベントであるわけじゃないということです。
みんな、騙されてるね。。。
可哀相に台湾男性。
台湾には「恋人の日」が6回ある!?男はやっぱり可哀相・・・
世にある「恋人の日」はほとんどが男性から女性に何かをするための日だよね。
日本だと例外的にバレンタインデーが唯一女性から男性にチョコを渡す日になっていますが、台湾では違います。
まず、バレンタインデー(西洋情人節)も男性から女性にプレゼントを贈ります。
さらにホワイトデー(白色情人節)もやっぱり男性から女性にプレゼントを贈る。
なんだそれ。。。。と言いたくなるよね、日本人男性なら。
さらに、さらに七夕の「七夕情人節」があって、クリスマスもやっぱり男性が女性に何かを贈ったりするイベント。
そして、忘れたらシバかれる彼女の誕生日。
最後に、これはあまりメジャーではないけど「5月20日」が「愛してるの日」として台湾では認知されています。

なので、台湾では年に6回は男性が女性におもてなしをするイベントを控えているということです。
あぁ、台湾男性よ、お疲れ様!!
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