理想の会社・工場って何でしょう?台湾の社長が望むこと

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皆さん~こんにちは!

台湾現地で部品加工依頼の受注を担当しているリンちゃんです。

さて、突然ですが会社・工場を経営している社長様。

あなたの理想の会社・工場ってどんなものですか?

「こうありたい」って願望があるでしょうか?

理想の会社像っていうものに、正解の定義はありませんよね。

利益さえ出ればよいというわけでもないし、経営者だけが高い理想を掲げて従業員がついてこれないと意味がありません。

私が台湾でのものづくりにお手伝いとして携わり続ける限りは、それぞれの台湾工場がもつ理想像を知りたくもあるわけです。

もちろん、お仕事を下さるお客様にもその姿を間接的にでもお伝えできれば、お互いがもっと近づけるかなぁなんて思ったりもします。

そんなわけで台湾工場の社長さんに聞いちゃいました♥

「台湾の工場が持つ『理想像』とは?」

今回は一部の台湾工場が持つ心の扉を少し開いてみましょうか!

( *´艸`)

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向上心よりも現状維持に必死な台湾工場!?

改めまして、私はお客様から頂いた部品加工などの仕事を台湾で振り分ける日々を送っています。

なので、仕入れ先(外注先)の開拓に毎日車で走っているんです。

いわゆる営業ですね。

メインは自動車関係の金属部品が多いのですが、最近は機械設備の部品や冶具などの仕事が増えています。

このブログをご覧いただいてる方も御社の製品を一度台湾工場で加工することを検討してみませんか?

頑張りますよ!

少しでも台湾の加工業界に興味を持ってくださるのでしたら、お気軽にお問い合わせくださいね~

さて、繰り返しますけれど私は毎日色々な加工工場を周っています。

そして、見積もりから図面検討、納期確認、製品品質チェックまで、ほとんど自分でやってるため、協力工場の各部門の方々と接しています。

そのため、工場の人と話をしてるときは、それぞれの立場による考え方と配慮、悩みなどに明らかな違いがあることを感じられます。

当たり前ですけどね。

持ち場が違えば悩みも違うし。

それが会社の中でどうやって解決されるのか、あるいは解決されないままなのかは知りませんけれども、複数の会社の一部で共通している悩みや理想の会社像があるようです。

聞いた中には意外だなぁ~と思うこともあります。

ここでは「自動車部品と航空機部品業界」の仕事をしている会社の社長たちの悩みと理想的な工場について紹介しましょう。

毎日の安定した稼働こそが理想

結論から書きますと、彼らは「統率のとれた従業員の管理」と「毎日同じ状態・同じ品質」という安定した工場が理想的だそうです。

(( ゚Д゚))

ふ・普通やん!?

つまり「日進月歩」という空想論は求めていません。

今できてる高基準の現状を毎日守れるかどうかが問題なのです。

そのために日々努力しているそうです。

お客様から「前回に来た時より工場が整理されていますね。綺麗になったよ!」という台詞を頂くと嬉しい気持ちになりますよね。

普通は。

でも彼らにとって、それは褒め言葉ではなさそうです。⤵

ぶっちゃけ、どーでもいいんです(笑)

裏を返せば、台湾工場は経営者側が手を抜くと一気に会社の水準が下がるってことですよ。

こりゃダメだ。

だからこそ、高い品質維持を保つためにこそ全力を注ぐってわけ。

お客様から見限られるのが会社としては最も痛手ですから。

良いのか悪いのか、これが台湾人の性格なんでしょうかね。。。

日本の会社が求めることが台湾の会社の理想像?

4月末、得意先の繋がりで名古屋にある自動車関係の部品と飛行機部品を作ってる同業組合団体様が台湾工場を視察に来られたのです。

ご案内したのは金型設計から精密アルミダイキャスト・重力鋳造・NC加工まで、一貫完成できる工場です。

製品の一例写真を載せます。

ここの取引先は日本の自動車メーカー、半導体関連メーカー、ヨーロッパの自動車メーカーであり、積極的に海外進出してる会社です。

視察の流れは、プレゼンテーションしてから工場見学、最後はディスカッションタイムとなります。

あなたなら、台湾の工場を視察した時にどんな質問をしたいでしょうか?

もしも、自社の製品(部品)が作れそうだなぁと思ったらどうしますか?

台湾工場へ視察に来られた日本各社の社長さんたちが最も長く論じていた内容って何だと思いますか?

私はぜったい技術面と品質に関する質問をすると予想してましたからね。

だからこそ、加工に関する専門用語を必死に覚えたんですよ。

でも、実際は「工場内部管理」と「人事管理の事」

…予想は大外れでした。

( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

何でやねん!

何だかんだと言っても、日本の会社が台湾に求めることは「安定」なんですねぇ。

品質の安定。

納期の安定。

トラブルがあった時の安定した対応。

などなど。

まさしく、台湾の会社(工場)が理想像だと言った事じゃないですか。

「従業員の技術進歩を求めるより、現在できてる品質と基準に従って、毎日同じ手順で仕事をする事」に日々努力している。

ここの台湾ダイキャスト工場の社長はそう言ってました。

日本の大手工場はいつでも、何回行っても現場の様子は変わらないレベルです。

これは台湾人が最も敬服する事であり、本当に感心しました。

恥ずかしながら、私は「人の管理」がこんなにも大変なんだということを彼らの話しから感じました。

会社・工場運営の「安定」の大切さと難しさ

会社の経営は現状維持ほど難しいものはないと言います。

チャレンジするときには、思い切って舵を切ればいい。

潰したかったら仕事を放棄すればいい。

でも、今をキープすることはすごく難しいです。

会社を大きくすること、成長させることばかりに注目してしまいますが、今を安定させなければ成長は難しいのかもしれません。

視察の場で彼らに詳しくは聞けなかったのですが、なぜ安定がそんなに重要なのかを自分で考えてみました。

  • 自動車と飛行機は人の命を扱う乗り物です。3C製品(みたいな新しく、イノベーションを創造するより、安全性が第一であって進化より安定た品質を求めています。
3C製品とは中国語圏で表現される以下の3つの事業分野のことを指します。
计算机(Computer コンピューター)
通信(Communication)
消费类电子产品(ConsumerElectcs 家電製品)
  • 自動車メーカーはJQAのISO/TS16949(自動車産業向けの品質マネジメントシステム)を取得しなければなりません。

高度な品質管理が求められているので、日常業務の中で作業員全員が一定の基準を確保しないと合格できないです。

  • 量産品と短納期の対応を実現するために、製品の「基準化」が重要な役割を果たします。
  • 欠陥予防と万が一不良品が出たとき、システムに残されたデータですぐ原因を辿ることができる。

上記のメリットを実現するため、工場はなるべく標準化したデータで管理されています。

システムは整備できますが、人は生き物ですから基準通りに確実に動くとは限りません。

なので、彼らは毎日「人の管理」に悪戦苦闘するんですね。

つまり、安定こそが成長の土台となるけれども、その安定とは仕組みの安定と人の安定が整ってこそ得られるものなんです。

仕組みの安定は思考錯誤でやれば、結果が見えますけれど人って難しいね!

結局、理想の会社像ってどうなの?

さて、会社経営に関わる難題って皆さんは何ですか?

私にとっての難題は以下のようなもの。

①仕事(注文が決めるかどうか、受けた仕事をキチンとできるかどうか)

②人力(人と人の関係とバランス)

③利益(これが確保できないと会社を存続させられない)

④管理(会社に関わる全ての事を把握すること)

もちろん会社の業種と規模によって、内容や優先順位も変わってくるでしょう。

こうした難題をどうクリアし続けるかが企業を安定させるためのポイントですね。

「理想の会社」っていうのも、経営者の立場と従業員の立場でまた全然違います。

従業員であれば、たくさん給料がもらえて、たくさん休暇がもらえて、楽にこなせる仕事だけをすればいい会社が最高の会社です。

一方で、経営者ならば高い利益を得ながらも、従業員とお客様に満足してもらえる会社を作ることが理想です。

時にはブラック企業のように、従業員を人とも思わないようにこき使うところもあるみたいですけど、それは論外です。

だけど、やっぱり共通しているのは「安定」ですね。

くどいけれど、これしかないわ(笑)

皆さんはどう思いますか?

ご感想がございましたら、ぜひお聞かせくださいね。

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