突然ですが、あなたは自分のこと大好きですか?
日本人では自分大好きの「自己愛」を持つ人や、あるいは格好良く見せようと鏡や窓ガラスに映った自分の容姿を気にしたりする人のことをナルシストと呼ぶことが定着しています。
ちなみに、ナルシストという言葉はナルシシスト(narcissist)と表記するのが正解です。
日本人はナルシシストって発音しにくいのかもしれないです。
日本では、中学生くらいの思春期真っ盛りの頃はナルシストだと、友達に「あいつ、ナルシストだぜ」なんて馬鹿にされたりもするもんです。
大人になってからも、男性のナルシストは女性受けがあまり良くないでしょうし。
「ナルシストの男ってキモ~イ!」なんて言われちゃいます。。。
でも、台湾の台北などの都市部では、日本とはちょっと事情が異なるようなんですね。
台湾の男性は自分のことが大好き
日本の場合、男があまり自分大好きを前面に出すと女性受けは良くないのですが、台湾では普通にスマホに自分のベストショット写真を保存しているくらいみんな自分大好きです。
駅のホームで電車を待っている時の俺。
カフェでくつろぐ俺。
みたいな「どーでもいいやんけ」と思いたくなるような写真までストックしているようです。
そういえば、日本を訪れる中華圏の観光客ってやたらと「自撮り棒」をもっていません?
私なんかは、自撮りすることがまずあり得ないので(笑)
それを夜な夜な自分で見ている姿を想像するだけで、変な身震いをしてしまうのは日本人である私だけだろうか?
じゃあ、逆に日本人男性はスマホにどんな画像を保存しているでしょうか。
まぁ、ありきたりなパターンだと、旅行先での写真とか自分の子供、あるいは自宅で飼っているペットなどでしょうね。
ビジネスに利用される「台湾人の自分好き」
自分が大好きな台湾人の心を鷲掴みにするビジネスも展開されています。
例えば、台湾のファミリーマートに併設されたカフェでは、スマホ写真をそのままカフェラテアートとしてプリンターで印刷してくれるサービスがあります。
スマホの写真をカフェのプリンターにダウンロードすると、ミルクフォームの上に茶色のココアパウダーで画像を印刷してくれるのだ。
このサービスが意外と流行しているという。
ただ、印刷する画像のチョイスがまた「自分」らしい。
私なら何だか恥ずかしくて自分の写真は流石にチョイスしないわ。。。。
仮に自分の写真をラテアートにしてもらったとしても、飲みにくいです。
もう1つ自分大好き精神をビジネスにしているのは、美容整形。
台湾の都市部では、男性の美容整形はごくごく普通に広まっているようです。
街を歩けば美容整形外科の看板はたくさんあります。
この美容整形はここ10年くらいの間に急に広まったとされますが、これは韓流ブームの影響が大きいのかもしれません。
韓国は美容大国として有名ですが、一時期、日本でも韓流ブームが巻き起こりましたが同じく台湾でもこのブームはあったのです。
美容整形はもちろん芸能の世界にも浸透しているはず。
なので、テレビなどで見かけたカッコいいイケメンも、実は美容整形をしているなんてこともあるかもしれませんよ。
待ち行く男性にスマホに自分の写真は保存されていますか?と聞けば、大抵保存している。
中には、整形前と後の写真を見せてくれる人もいるだろう。
それだけ、整形することに抵抗がないということだ。
もちろん女性も整形している人は多い。
美魔女再生なんて言葉もあるけれど、あまりに、整形が一般的になりすぎて一部では警笛を鳴らしているとも。
整形で一番問題になるのは、生まれてくる子供には説明が大変ということ。。。
将来、子供から「私、お父さん、お母さんの本当の子供じゃないの?」なんて聞かれたらどうします?
台湾人の男性はスキンケアが最低限の身だしなみ?
さて、あなたは毎朝、家を出る前の身支度としてどれくらいの時間を費やしますか?
ちなみに、私は朝起きて寝ぐせを直して、髭を剃って・・・約5~15分以内で完了です。
めちゃ適当や(笑)
まぁ、みんなそれぞれ費やす時間はバラバラでしょうけれど、男性の場合は1時間もかかることはないはず。
だけど、台湾の男性では身だしなみとして朝の身支度にかける時間も20~60分と比較的長いのが一般的らしい。
ひげ剃りだけでなく、スキンケアとして化粧水や乳液などのメンズ化粧品をそろえていることも普通だとか。
日本でも男性用化粧品は売られていますし、一定のシェアはあるのかもしれませんが、馴染みは薄いですね。
休みの日や仕事から帰って寝る前に顔にパックをすることもあるようです。
すごい気合の入りようですな。
こりゃあ、男性化粧品が売れるわけだわ。
もしも、日本人女性が台湾人男性とお付き合いをすることになったり、結婚することになったら結構びっくりするかもしれないね。
彼らのナルシストぶりに。
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