日本人の嫁より台湾人の嫁の方が怖い?

先日、弊社が取引関係にある台湾メーカーの方が仕事の関係で日本を訪れました。

お互いにスケジュールの都合上もあり、昼食の時間を共にするだけだったのですが、やっぱりお約束の話題に。

 

異国のオッサンどうしが集まると、何故か聞きたくなるんでしょうか?

嫁のこと。。。。

 

台湾人である彼らは日本人の嫁が羨ましくてたまらないらしい。

そんな大差ないと思うんだけどねぇ。

どうなんでしょう??

 

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台湾人の嫁は女強人?

今回、食事の席での雑談時に「台湾人の嫁は怖いぞ!」と強く彼らは言っていました。

どうせたまたま、彼らの嫁だけが怖いだけじゃないのか?とも思いたくなるんだが、どうなんでしょうか。

 

単に台湾の嫁といっても、台北と台南や台東ではそれぞれ多少は気性の差があるかと思いますので、一概に嫁と言う嫁が全て怖いとは限りませんが、少なくとも、彼らの嫁は怖いらしい。

余計な事をするとシバかれるとぼやいていました。。。

 

 

彼らは家では嫁に何か追求されて、泣きそうな声で「没有(メイヨー)~」と言っているのかもしれません。

ちなみに、没有とは日本語で「無い」「持っていない」を意味しますが、過去のことを「そんなのやってないよ~」と否定する時にも使う言葉なんです。

 

あぁ、悲しいオヤジたち。

 

 

台湾は男女対等な社会

彼らの嫁の怖さについては想像するに留まりますが、実のところ、台湾はアジア諸国の中でもダントツで女性優位な国として認知されているようです。

 

女性が会社の社長や国会議員である数もアジアではトップクラス。

事実、2017年現在の台湾総統も蔡英文、女性です。

 

 

中国語で「女強人(じょきょうじん)」という言葉がある。

これは、いわゆるキャリアウーマンのことを指します。

統率能力を発揮してリーダー的業績を残すことのできる女性です。

 

女性の高学歴化が進んできた台湾では、リーダーシップをとる女性が頭角を現してきているということでしょう。

 

台湾では国会の討論の場でも女性が強すぎるシーンが度々目撃されます。

気が強く、すぐに喧嘩になるとも聞きますし、そういう意見も多いです。

恐るべし台湾女性・・・

 

 

 

専業主婦が少ない台湾

台湾では結婚しても女性が家庭に入るよりも、共働きをする世帯の方がより一般的らしい。

というか圧倒的に多いのが現状です。

 

対して、日本では夫婦共働きの世帯は全体の約50%となっている(2017年現在)。

私が生まれた昭和55年(1980年)頃では、結婚した女性はほとんどが家庭に入って専業主婦をするのが一般的でしたが、平成の時代になってから急激に女性の社会進出が叫ばれ、共働きが増えました。

最近はまた、専業主婦になりたいという若い世代の女性が増えてきているようですけどね。

 

 

この背景には、日本と台湾の生活スタイルの違いがあるのかもしれません。

台湾では結婚後、嫁が夫の家庭に入り親と同居するケースが多い。

 

 

親と同居するということは、生まれてくる子供の面倒を見てもらうことができるというメリットもあり、女性は外に働きに出やすくなります。

また、親と同居していなくても、台湾では託児所や幼稚園の完備、保母や家政婦が日本よりも充足しているので、子供がいるからという理由で働きに出られないことは少ない。

 

それに、日本人は古くから男が女を養うという精神が根付いている部分があり、今でも専業主婦になってほしいと願う日本人男性は少なくない。

一方で台湾では結婚しても男女共に経済的に自立していた方がよいとする考えが強い。

 

この違いが台湾の女性をより社会進出させているのでしょう。

 

 

日本に比べて女性の地位が高い台湾では、それだけ女性の気性が強くなるという見方もあります。

なので、台湾人女性より日本人女性の方が妻として「優しい」と彼ら台湾人男性は感じるのかもしれませんね。

 

 

義理母(姑)が絶対権力をもつ台湾の家庭

台湾人は日本人よりも人情が豊か(フレンドリー)だという意見も多く、結婚する前であっても彼氏の家に行けば女性は娘のように親密に接してもらえる。

これはあまり日本で見かけにくい光景かもしれません。

 

だが、一旦嫁として男の家庭に入れば環境はガラリと変わる。

もう、家族の一員として姑から厳しい嫁教育が始まるのです。

商売をしている家庭ならば、当然手伝いはしなければならない。

 

 

姑からの愛のある指導を受けながら、台湾の家庭は作られていくのです。

日本は核家族と呼ばれるように、親世代とは同居せずにそれぞれの世帯で住まいをかまえるのが主流で、親が子供の世帯にあれこれ言うことは少なくなっています。

逆に、姑が口出しをしようものなら、それこそママ友どうしのネタになること間違いなし。

「うちの義理母がさぁ・・・・」ってね。

 

 

姑の嫁に対する厳しさは台湾では普通です。

だが、驚くべきことは、何をするにも姑の意見を一番に行動することが多いらしいのだ。

買い物するのも、家のカーテンを変えるのも、姑の意見を聞かなければならない。

 

昔の日本みたい。

 

とにかく家庭での権力は姑が握っている。

義理父ではないのが気になるけどね。

日本では細かいところは女性が決めても、大きな買い物などの最終決断するのは男性が多い。

男性が「Yes」と言わなければ成立しない。

 

逆に男性が欲しいものを、嫁に「買ってもいい?」と聞くこともあるが、それは家の会計を嫁が握っているだけの裏返しにすぎないのです。

別に買わなくてもいいけど、欲しいなぁレベルの問題。

買うべきか、買わないべきかの局面にある事象は別問題です。

 

 

女性に優しい社会の台湾だからこそ、女性が強い

結局のところ、台湾は日本とくらべると女性に優しい社会だと表現する人が多い。

台湾に嫁として嫁いだ女性も、気候の暑さと食べ物の味の濃さを除けば、女性として凄く住みやすい国だと言う。

 

それだけ女性の力が強い国なんですね。

 

ということは、家庭の中でも嫁としてすごく強いのかもしれない。

男からすれば怖い嫁。

日本人妻も怖いのは怖いが、度合いが違うってことなのかな?

 

いずれにせよ、家庭内で女性が優位にいる方が幸せになるって言いますけどね。

嫁の言うことは素直に聞いておくべしってことで。

上手く手のひらの上で転がしてもらっておきましょう!

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