台湾の観光でずっと人気なのはやっぱり台北ですね。
台湾観光ツアーでも台北のラインナップは非常に多い。
まだ訪れたことのない人にとっては、ちょっとドキドキの旅になると思いますが、まず不安になるのは台湾に飛行機から降り立った後のことじゃないでしょうか?
つまり、空港から台北市内にはどうやって行くの??ということ。
台北を訪れる時に利用する国際空港は2つあります。
台北松山空港と台湾桃園国際空港。
現在、特に就航する便が多いのは台湾桃園国際空港ですが、台北市内からは少し離れています。
空港から台北市内までのバス移動もパックになっているツアーで訪れる場合は心配いらないのですが、よくある激安ツアーだと「空港から台北市内までは自力で移動してね」ってのもあるので、事前によく確認しておいてください。
今回はとりわけよく利用される台湾桃園国際空港から台北までのアクセスについて3つの手段をご紹介します。
バス・タクシー・新幹線ですね。
それぞれにはメリットとデメリットがありますよ。
バスを利用する方法
とにかく節約したいなら断然、バスを選択するべき。
国際便は夜中に到着する飛行機もあるため、バスも24時間運行しています。
日本の市内を巡回するような市バスのイメージではなく、全席指定のシャトルバスですから結構楽ちん♪
所要時間:約50分
発車間隔:10分~20分
デメリットはたぶん予想できると思います。。。
- 渋滞・混雑時は待ち時間がとっても長い
- 人気停車駅に降りない場合は要注意(降りま~す!!って言う)
- 荷物の取り間違いに要注意。
空港のバスきっぷ売り場はこんな感じです。↓
5つバス会社を運営していて、ご自分の時間に合った運航会社を使ったらいいと思います。
サービスは同じくらいですね。運転手さん次第かな(ってそんなの知るか~ですね)。
空港のバス停に行けばこのように乗り場が並んでいます。
バス会社・路線ナンバーと目的地が書いてあります。
分かりやすいですね。
また、搭乗する時、乗務員が切符を確認してくれるので、乗り間違いはないと思います。
例えば、これは40人乗りのバス。
トランクは下にあり、大きいスーツケースは搭乗前に預かりますよ。
まぁ、日本と同じです。
ただ、①荷物をキチンとトランクに入れたのか②取り間違いがないかの2つをご注意してくださいね。
うっかり違う人に持っていかれたなんて惨事にならないように自分の荷物は自分でしっかり管理しよう。
また、次の停留所情報は運転手が音声でアナウンスしますので(路線図が貼ってない)、通り過ぎないようにご注意ください。
って台湾語(中国語)は聞き取れないんだけど!と不安になるでしょうから、通り過ぎ防止策として方法があります。
それは、搭乗する際に、行きたい停留所のメモを運転手さんに見せて伝えたらいいんです。
勝手に止めてくれる。
タクシーを利用する方法
もう自分で乗り換えやら、どのバスに乗ってどこまで行けばいいか調べて・・・って面倒くさっ!!っていう人に最適なのがタクシー。
リスクもあるけど便利なのがタクシー。
日本と同じよ。
所要時間:約50分
発車間隔:空車があれば、いつでも
メリットは早い・楽々・目的地まで一直線で行けます。
デメリットは渋滞に巻き込まれると遅くなるし、料金が高い。
最悪のパターンは「外国人だなこいつ」とわざと遠回りしてボッタクリをしてやろうとするヤツがいるので要注意。(稀ですけどね)
他の国などでも観光客は道が分からないからと遠回りし、高い料金を取られたという経験談を聞くことはありますけど、基本、台湾はそのような悪質の運転手が少ないと思います。
100%ないとは言えないですけど。
ともあれ、ちゃんと使えたらタクシーは便利で楽ですね。世界共通の言葉です(笑)
タクシー1台は4人乗りです。
同行者が居れば、みんなで料金をシェアするのもいいでしょう。
駅からホテルや目的地までも荷物を引っ張って歩く必要はないです。ラクラク!!
『私は方向音痴でその辺は結構警戒してます』
万が一の時に備えて、次のような実験をしたら、結構効きました(笑)
それは、グーグルマップに目的地を入れて、最短路線をナビで音声流すことです。
運転手さんはナビの音声を聞いたら、「あぁ、そのルートね」って多少はしっかりするでしょう。
でもこの間、タクシーに乗って同じようにナビを使ったら『ナビより近い道を知ってるよ。試してみない?』って言われた経験がありました。
笑っちゃいました。
この結果は運転手さんの勝ちです。
というように、ほとんど親切な人ばかりですが、やっぱり心がけをしましょうね。
新幹線(高速鉄道)を使う方法
新幹線を使う方法と書いていますけど、実は台湾桃園国際空港から直接新幹線に乗れるわけではないんですね。(残念~!!)
空港から、まずは新幹線シャトルバスで高鉄桃園駅に行かないといけません。
ちなみに、高鉄桃園駅は地下駅ですよ。
所要時間:バス30分+新幹線20分=約50分
運行時間:6時~23:40
発車間隔:15分~30分
乗り継ぎがあるので、バス移動と大差ないように思えますけど、なんと言ってもメリットは時間的な誤差が少ないこと。
日本の鉄道と同じく運行時間はしっかりとしています。
バスやタクシーも便利なのですが、午前中から日中はどうしても街中が渋滞したりするんです。
なので、時間的な誤算で観光に支障が出ないとは限りません。
空港から高鉄桃園駅までのシャトルバスの運行会社は1社だけで、1便(705号車)なので分かりやすいという台湾初心者さんにとっては嬉しいですね。
※なお「台湾桃園駅」は在来線であり、高速鉄道の駅じゃないので注意。高速鉄道の駅は「高鉄桃園駅」です。
新幹線を使うデメリットは空港からバスで駅まで行かないといけないことで、バスの待ち時間に要注意。(混雑するとき、1時間待ちの場合もあります。)
もしも、台北市内以外の都市に行く方はシャトルバスで新幹線の高鉄桃園駅まで行くことをおすすめします。
『私は台湾の台南市に住んでるのですが、日本出張から帰国するとき、このルートで台南へ帰ります』
その理由は台南に近い高雄国際空港を利用することもできるのですが、飛行機は台北到着の直行便が多いからです。
少し古いですが、台湾新幹線の路線図です。
注意してほしいのは、新幹線にも各駅停車(各駅便)と急行(速達便)があることです。
高鉄桃園駅から台北に向かう場合は、各駅便しか乗れないのでトラブルになることはないのですが、問題は台北から高鉄桃園駅に向かう場合です。
台北駅からは各駅便と速達便の両方に乗れちゃいますが、高鉄桃園駅には各駅便しか停車しません!
ご注意くださいね。
以上3つが昨年(2016年)まで、「台湾桃園国際空港」から台北市内へ行くための交通手段でした。
2017年より空港MRTが開通されました!!!
はい、新たな4つ目の交通手段となりまーす。
台北駅から空港のある桃園中壢駅(とうえんちゅうれきえき)までを結ぶ「MRT空港線」です。
2017年2/16~3/1試運行期間は無料。
2017年3/2は正式運行
2017年3/2~4/1の間は半額となります。
所要時間:直通車約35分、普通車だと約45分です。
運行時間:6時~11時
発車間隔:5分~15分
こちらが料金表となります。
メリットは待ち時間少ない・説明が分かりやすい・新北市と桃園市へ行く人に便利ということ。
飛行機のチェックインは時間に余裕を持って行いたいところ。
そんな時に便利なのは、空港でなくても市内の要所からフライトの3時間前からチェックインできるインタウンチェックインがあります。
台北駅でも事前にインタウンチェックインができるのですが、利用できる航空会社はチャイナエアラインとエバー航空のみで、個人利用に限定されている現状です。
『乗ってみたら、また更新して行きたいです。(´・ω・`)』
直通車の車体カラーは紫色で普通車は青色になっています。
近年、台湾も観光面にすごく力を入れてます。
外国の観光客にとってより快適な旅ができる環境を整えていると思いますよ。
ぜひ台湾に遊びに来てくださいね。^^
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