『こんにちは。日本から部品加工の依頼を受けて、国際宅配便をよく利用するリンちゃんです。』
国際宅配便を利用するときには、送料や日数も気になるところですけれど、それよりも大事なことはいかに製品を衝撃から守る梱包ができるか?にあります。
せっかくキレイに仕上がった製品が海を渡る途中で傷つけられたら最悪ですしね。
たまにネットで海外製の商品を購入して自宅に届いたら、中身がバキバキに壊れてたなんて恐ろしい状況を聞くことがありますが、あり得ません。
ちゃんと梱包をしておけば済む話なのにね。
さて、今回は私が普段の製品発送において梱包をどうやっているのかについて書いてみます。
航空便発送の品物は固定するのが大事です
写真はネットで流れてるものです。
アマゾンで柿1つ購入したらどういう風に梱包するのか~
私は日本に住んでいるときもよくアマゾンを愛用してました。
毎回毎回、梱包の進化を見ては感動しました。
航空便では製品を段ボールに入れて運ぶことが多いため、損傷が懸念されます。
だって、所詮段ボールも紙だもんな。
それを防ぐため、たくさんの緩衝材を入れたりします。
環境面の問題があるのとごみ処理は面倒ですけどね。
写真にある柿は、アマゾン独自の梱包方で品物をしっかり固定できていて、無駄な資材も必要とせずスッキリですね。
あ~このパッキング設備が欲しいなあ~
私がやってる航空便用の梱包方法
航空便の梱包仕方を説明したいと思います。
ちなみに、私が普段お受けしている製品は金属部品が多いので、小さい割には重くなったりもするので、他の製品とは勝手が違う部分もあります。
とりあえず、ポイントはしっかり固定することですね。
そして、重い場合は運送する途中で落とされたり、ぶつけられたりもする可能性があるため、もしもの時でも中の製品が損傷しないように注意して梱包します。
さび止めをかけてから小分け袋に入れる
分かりやすいように外に図番と数量を表記します。
小さいものはできるだけ、小分けに袋に入れておく方がさび止めの効果もありますし、紛失する恐れが少なくなります。
プチプチ(緩衝材)を巻き、柔らかい材質の品物は小箱に入れる
あまりに大きい製品になると、なかなか緩衝材で包み込むのも一苦労しますので、その場合は発泡スチロールなどを利用して工夫します。
とにかく不測の衝撃から少しでも守るのです。
分厚いDHL専用ダンボールに入れます
私達はできる限り早く製品をお届けするために、運送会社はDHLをよく利用します。
台湾からだと発送して翌日に届くスピードです(税関等に引っかからずスムーズにいった場合)
中の物が動かせないよう、テープを貼ったり、緩衝材を入れたりします。
また、同じ箱を利用する人が多いため、取り間違いないように、
外箱にSHIPPING MARKを貼るのをおすすめします。
船便発送の品物はさび止めをしっかりするのが大事
製品の重量が数百キロとか、数トンになってくると航空便で送ることが難しくなってきます。
その場合は、船便を利用するのです。
私の場合は高尾港からの出荷になります。
船便の場合は運送時間が長いため(1週間~10日)、さび止めと防水をしっかりしないといけません。
日本へ輸出するとき、輸出貨物に使用される木材梱包材については要注意です。
病害虫の付着を防ぐために、熱処理された梱包材やパレットを使用すべきです。
熱処理(HT)とは木材梱包材の中心温度が56℃以上で30分以上保持するよう加熱されること。
処理後は国際基準に規定された以下のような処理表示が必要です。
さび止め油を十分にかけてからラップを巻きます
こちらはかなり大きな製品です、とても人力では持ち上げられないので吊りボルトを使ってクレーンで運びますが、それでもやっぱりさび止め油をかけてラップします。
発泡スチロールで包みます
写真では分かりにくいかもしれませんが、流石にこの大きさになると緩衝材で包んだところで運送中にぶつけられたら傷が付いてしまいます。
なので、このクラスの製品になった場合は特別に木箱に入れるのです。
ね、デカイでしょ。
頼むから運送屋さん、ぶつけないでね。。。
小さいものはダンボールに入れてからパレットにまとめます
細かい部品等は小分けに箱に入れた後、まとめてパレットの上で束ねます。
そして、しっかりとバンドとラップをします。
これで、製品がバラバラになるのを防げますね。
以上が発送・梱包の基本的な流れでーす。
お手元にお届けするとき、見た目からキチンとしてますねっと思っていただきたいです。
もし、台湾での部品加工にご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
ヾ(◍•ᴗ•◍) *:;,。・
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