くさい
きたない
きけん
いわゆる「3K」と言われる町工場に就職したい!と希望する学生がどんどん減りつつある中、近年では外観から内装まで町工場とは思えないような造りに変えて新入社員の気持ちをつかもうとする会社が増えつつある。
それまでの、暗~いイメージを払拭して、まさかのIT会社のオフィスを彷彿とさせるようにしている町工場も私は訪れたことがあるけれど、すごいです。
だけど実際の現場で「ものをつくる」という事に対する興味が心の底から湧き出てくるような人はかなり少ないのではないだろうかというのが、率直な感想でもある。
そんな懸念とは裏腹に、私と共同でこのブログ記事を書いてくれている台湾人のリンちゃんは私から見ても部品加工愛が強いなぁと思うのだ。
本人も今が楽しくて仕方ないらしい(笑)
とまぁ、女性だからという偏見はなしにしても、その熱量が・・・って余計なお世話でしょうし、むしろ、その熱量のおかげで私たちはすご~く助かっているんですけどね。
でも、時々思う。
本人の仕事熱に負けた!?日産マーチのストライキ
2017年が始まった初日に事件は起きた。
台湾の仕事はじめは1月3日だ。
日本とは違い、本気のお正月休みは春節(旧正月)だから。
今年の旧正月は1月27日の大晦日に始まり、2月2日まで。
それについては別記事でも書いています。

さて、そんな新年早々に朝早くからいつものように動きだしたリンちゃんではありますけれど、町はこんな様子になってたそうだ。
濃霧ですな。
まさか、お隣中国本土からの化学スモッグではあるまい!?
とか心配しつつも、高速道路がこんな状況なんで前が見えない上に超超渋滞・・・ってボヤキの連絡が。
私にどうしろと?
霧が晴れるようにシャーマンになれと?
渋滞が無くなるようにゴジラにでもなって、のけ払えと?
まぁ、まぁ、それは冗談ですが、渋滞で暇つぶしに画像を送ってきたのだろう。
だが、問題はその後だ。
新年早々から仕事に張り切り過ぎたリンちゃんの熱気と渋滞にイライラした苛立ちの熱気に愛車である日産マーチがついにストライキを起こした模様。
な、なんか苦しげな車の声が聞こえてきそうな・・・
もはやエンジンすらうんともすんとも反応しなくなったそうだ。
笑うに笑えないやないか。
その後、どうなったのかは詳しく問うておりません故、存じませんが。
もし、新車を購入するとなっていたら・・・
また、横に乗せてもらいま~す♪♪♪
人事だと能天気な私ですね(汗
とにもかくにも、年明け早々から仕事大好き♡「あの部品どれくらい出来上がっているか見に行って来ま~す」って勢いで車を走らせる彼女の部品加工愛はすごい。
リンちゃんの部品加工愛がにじみ出たアイテム
弊社の部品加工のお手伝いをしてくれているリンちゃんではありますけれど、仕事以外のことでもチョイチョイ連絡があったりします。
もっぱら連絡はLine(ライン)です。
中国本土ではLine(ライン)が使えないので、別の類似アプリであるWeChat(ウィチャット)を利用しますが、台湾ではLine(ライン)が普通に使えます。
なので、電話もライン電話です。
さて、そんなある日。
「キンコ~ン♪」
私のスマホのラインに1枚の写真が送られてきました。
何か分かりますか?
これ、ノギスのキーホルダーです(笑)
ノギスって、いわゆる部品の寸法を測定する道具の1つです。
面白いから買った!って言ってました。
どうですか?って聞かれたけど・・・
確かに、おもろい。
でも、でもですよ。
女の子が付けるキーホルダーとしては・・・
いや、アリか。
う~ん。
判断は皆様にお任せしよう。(私は逃げる)
それにしても、リンちゃんがそこまで部品加工に興味を持てるとは思ってもいませんでしたよ。
私なら、絶対に仕事とは無関係のアイテムをキーホルダーに選んじゃう。
でも、こういうのが面白いって買う人もいるんだね。
( ..)φメモメモ
私も何か作ってみようかな。
売る、売らないは別として。
作れそうだもん。
何かアイデアとかご要望があれば教えてくださいな~
ちなみに、最近ではノギスを握って検品している自分の姿が好きって言ってました。
恐るべし!!
これもおふざけ半分で送られてきた画像。
このノギスを握っているのがいいんだって。
部品加工への興味と熱量が加工屋さんに伝播する日々
色々とリンちゃんイジリの内容を書いていますが、金属加工、部品加工への興味を持って日々熱く活動してくれている彼女は素晴らしいと私は思っています。
仕事人としてはね。
ただ、完全に仕事と切り離れたプライベートな時間でさえも仕事の内容が絡んでくることもあるので、分別はしないと~とも思う。
って私が言うと、またリンちゃんから突っ込まれそうですので、このへんにしときます。
さて、そんな彼女の熱量に協力してくれている台湾の加工屋さんもすごく良く対応してくれるようにもなっています。
1回の失敗から次は改善してくださいっていう要望を出すこともあります。
その都度、一生懸命に内容を彼女は伝えてくれるので、しっかりと対応はしてもらえています。
製品もキレイに仕上げてくれています。
こちらはアルミ製品。
両手を広げたよりも少し大きいくらいのサイズですが、しっかりとパッキングもして送ってくれるので安心。
私個人的には、大満足です。
台湾企業に協力頂く場合は、納期と単価もそうですが、決まった内容の仕事に慣れてもらうとすごく心強いパートナーになります。
必ずしも安価にできるわけではありませんが、品質は素晴らしいものが届きますね。
他にもアルミ製品のサンプル品を掲載しておきます。
キレイでしょ?
最後の写真のやつは、かなり大きいですよ。
吊りボルトで品物を吊らないと運べません。
もし、台湾での部品加工にご興味がありましたらお問い合わせくださいませ。
コメント