リンちゃん
『こんにちは!今回は自己啓示とその備忘録として初心にまつわることを書いてみようと思います。』
さて、突然ですが子供のとき、「大人になったら、何になりたいですか?」という定番テーマで作文を書いたことがありませんか?
私は迷わず
「ピアノの先生になりたいです!」
「お母さんになりたいです!」
「本屋のお姉ちゃんになりたいです!」(お姉ちゃんめっちゃカワ(・∀・)イイ!!憧れでした ♥)
って、なんでやねん!私の中身はオッサンか??ってゴメン(-_-;)
というように、自由に色んな夢を見ました。
でも、大人になると夢を見る時間は段々と少なくなる気がしませんか?
多分、仕事をやり始めてから周りの人によく現実を見なさい!とよく言われた結果そうなるのかな。。。
夢は追いかけるものではないのか??
自分で会社を設立したからこそ思うこと
実は台湾で会社(鑫嘉豐實業有限公司(HCF株式会社))を設立してからまだ4ヵ月しか経っていないんですよね。
その短い期間の中で自分は成長したかどうかよく分からないですが、色んな事を考え直す機会に触れることができたと思います。
私は昔の事をたくさん思い出して、多くのことで感慨に浸るのです。
(しみじみ~)
社会人経験を積み、仕事の波に飲み込まれるほど『夢』を見ることは少なくなるのは確かだなぁとやっぱり思う。
でもね、本当は夢を見ないのではなく、見れないのかもしれない。
それは、自分の目の前にある仕事に必死になっているから。
あなたは夢を持って仕事をしていますか?
夢っていうのは、実現するかどうかもわからないこと。
だから追いかけるものが『夢』
夢は必ずしも仕事のモチベーションを上げてくれるわけではありません。
自分の可能性のすぐ先にある、現実的な目標とか期待できる姿が想像できてこそ仕事のモチベーションがアップするんだと思います。
それがあってこそ仕事をエネルギッシュに進めることができる。
その掲げる目標の遠い先に『夢』は持っていてもいい。
別に今、夢を見れなくてもかまわない。
一つ一つの目標という階段を登る過程で新たに『夢』は生まれるかもしれませんし。
日本での就活の思い出
履歴書に「志望動機・志望理由」という重要な項目がありますね。
また、「会社に対する期待」、「入社後の計画」、「5年後の計画・役目」などなど、台湾人に考えられない質問が日本就活の定番質問になってます。
最初、私も履歴書を買って記入欄を見たら、愕然でした。
日本の当たり前は台湾では当たり前じゃないってことですよ(笑)
応募のために、頑張って書きましたが、熱い話と突拍子もない事ばかり書いてました。
でも、当時の履歴書と日記を見返すことで、元気をもらいました。
その中の1つは高島屋(百貨店)の商品企画の仕事応募でした。
商品開発担当を目指す、どうやって顧客のニーズに引き出すのか、付加価値とブランド差別化など、戦略みたいの事を書いてました。(笑)
そのときはマーケティングリサーチに熱中でしたね。
よく売り場に行って勝手に分析してしまいます。
新たな挑戦へのワクワクの気持ち、物事に対する前向きの姿、やる気が不思議でした。
(面接のとき、目がキラキラした自分がそこにはいたようです。)
- 日本の決まり(ルール)に感謝。
- 日本での生活に感謝。
- 貴重な経験をくれた日本社会に感謝。
そう私は今でも思っています。
(台湾での面接は、志望動機より給料や経験の話をする会社が多いんですよ。)
仕事への期待、仕事の価値を考え直すべき
今は会社の事をすべて1人抱えてるため、忙しくも充実した毎日を送っています。
朝6時半に起きて、メールチェック、会社訪問、製作状況確認、見積もり、引き取り、品質チェック、梱包、通関書類作成、DHL(運搬)に貨物を渡す、夕方は会社に戻り、見積もりや検査表、納期確認リストの資料整理してから経理の仕事が始まります~
「りんちゃんの一日」です(^▽^)/
(たまには夜中に起きてDHLの飛行機状況を確認します。DHLは毎日深夜の便で出発~)
こうやって毎日を過ごすわけですが、台湾企業の多くでは働き方が昨年末にひとつの過渡期を迎えました。
労働者のための法案が台湾で成立
去年の年末、台湾では台湾労働基準法改正案が通りました。
法律の改正後、全ての企業、職種が週休二日制を導入、休日残業の割増率の引き上げ、年次有給休暇の付与対象者拡大など、合計5つの法律が改正されました。
不景気で給料が上げられないという状況に、その代わりとして労働者たちは休みを求めているはずです。
しかし、休みが増える一方、企業側への金銭的負担が重くなることは避けられません。
生産力が低下してしまうのに給料は据え置きですから。
給料が安いから仕事をしたくない、こういう理屈をよく理解できない私です。
仕事しないと、ずっと給料がアップされないんじゃないの!!!
会社に利益が出ないかぎり、従業員たちの懐も良くならないに決まってるやん!!!
経営者と従業員は対立関係ではなく、同じチームなんだよ!!!
リンちゃん
『なぜ台湾人はそれが分からないですか・・・』
ヽ(τωヽ)ノ モウダメポ
管理人「平野」
『台湾人だけがそういう考えを持っているわけちゃうけどね。。。』
私は仕事でよく部品加工工場の現場に行きます。
「定時に帰るよ!」
「残業代が出ないから、明日やるね!」
「土曜日はプライベート時間だから、急ぎの仕事でも私に関係ない!」
「頑張っても社長が儲かるだけ!」…
↑こんなを聞いたら、ぶん殴りたいと思いませんか?!!何を考えてるの!
お客様が品物を待ってるんですよ!困ってるんです!
管理人「平野」
『落ち着いて!!一応女の子だから、ヤクザみたいなことしないで~~』
Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ
幸いにも、私が主にご協力頂いている主な協力工場は真面目な方ばかりで良かったです。
責任感もキチンと持ってる会社で、自分の仕事に誇りを持ってる会社さんです。
台湾の皆!!!仕事ってお金だけじゃないやで!!!(#゚Д゚)ゴルァ!!
自分の価値は仕事の成果で反映されるんだよ!!!お金じゃない!!!
自分の仕事を誇り持ってなさい!!!
管理人「平野」
『りんちゃんヤバい!!(゜Д゜)』
『アカンやつになってる!!!』
リンちゃん
『ふ~。ふ~。』
『あぁ~疲れとるだけやで』( ;∀;) ジーン
台湾人頑張って下さい!
おわり~
常に考えるべき事とは?
責任を負いたくないから、指示通りだけ動いてるのが現場の従業員です。
勉強すればするほど、仕事が増えるから、勉強しなくていいです。
上手く行かなかったら、諦めます。
もう目も開けていられないと思ってしまいそうになるほどの台湾の実態がたくさんあります。
こんな事を書くとお仕事をもらえなくなっちゃうよ!!って思うかもしれませんが、そこを意識改善させながら前に進ませるのは私の役目です。
とか言いつつも、現在の協力工場の中に、何軒かは心より尊敬している会社さんがあります。
作った製品を無事に納品したにも関わらず、次回はどうすればもっと綺麗に仕上げるのか、どうすれば加工時間が短縮できるのか、量産の物に対して長時間置いても変化しないように工夫し、自主で製造プロセスを考え直して修正します。
それが仕事に対する正確な態度ですね。私にとっても模範的存在です。
まさか自分が会社を立ち上げ、経営者になるなんて一度も考えた事がなかったです。
でも、今は経営者になりました。
まさしく今は、起業をきっかけに人の可能性を考え直している最中です。
あなたも機会が訪れたとき、見逃さず頑張ってみてください。
未知なる自分が発見されるかもしれません。
自分の可能性を大きく見つつも背伸びをし過ぎないことが最近の感じた大切な事です。
初心の熱意を持ちつつ、私も成長して行きたいです。
最後におまけとして、とある協力会社さんの風景をご紹介。
どうですか?
台湾人のズボラっぷりにプリプリ文句を書きまくった私ですけど、実は結構ちゃんとキレイに製品を扱っている体制の整った会社も多いんですよ。
ここは、ダイキャスト屋さんです。
ダイキャストって何か知らない人は調べてね♥
ついでに、ちょこっと動画も載せちゃう♪
あ~、何か台湾やって感じがすると思います。
日本とはどことなくニオイが違うんですよ。
まぁ、とにもかくにもご要望があれば何なりとお問い合わせくださいませ~
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