あの大手企業の電気自動車モータは台湾製!実際はモータだけではありませんから~

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『こんにちは!

鑫嘉豐實業有限公司(HCF株式会社)の りんです。』

さてさて、突然ですけれどもTesla mortors(テスラ・モータース)社ってご存知ですか?

テスラ社のホームページはこちら

テスラ社については、Wikipedia からの引用をさせてもらいますと以下の通り。

アメリカ合衆国のシリコンバレーを拠点に、バッテリー式電気自動車と電気自動車関連商品を開発・製造・販売している自動車会社である。

本社所在地はカリフォルニア州パロアルトであり、社名は電気技師であり物理学者であるニコラ・テスラにちなむ

そう、電気自動車の製造・販売をしている会社なんですね。

Tesla社のモータが台湾製であることはニュースでも放送されましたが、Tesla社は何故台湾の中小企業のモータを採用したの?!

そんな疑問と驚きが世界中で一時話題となりました。

今回は、このことに触れた内容を書いてみようと思いますね!

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台湾の「金属工業発展研究センター」での交流会でゲットした情報

tesla

台湾の「金属工業発展研究センター」での交流会で、モータに関する設計開発から量産に至るまでの話しが伺うことができました。

この記事でみんなさんにシェアしたいと思います。

ちなみに「金属工業発展研究センター」は1963年に創立された非営利財団法人であり、台湾金属工業の成長と発展促進のために設立された機関です。

国および民間金属工業関連企業が必要となる生産・管理技術の研究と普及活動を行っています。

Tesla mortors 社に見る電気自動車に欠かせないもの

Tesla社で製造・販売をしているのが電気自動車(EV : Electric Vehicle)です。

近年、資源制約及び環境問題への意識が高まっていることもあり、電気自動車が注目を集めています。

電気自動車を作るために、下記の3つが欠かせない要素となります。

  • バッテリー
  • モーター
  • コントローラー

最初、Tesla社はハイブリッド車とは違うオール電気自動車を作るという構想を実現するために、重要要素の1つであるモーターを作ることができる工場求めてアメリカ国内を走り回り探しました。

しかし・・・

「生産量が少ない!」

そう言われて、どこの会社にも断れたそうです。

結局海外で探すしかないかぁ・・・ということになったわけです。

もちろん日本企業にも打診交渉をしてみたのですが、良い結果に至らなかったようです。

Tesla社と台湾企業(富田電気)のコネクション

Tesla社の技術担当者が台湾を訪れ、1軒目に訪問したのは台湾最大規模の扇風機モータ企業です。

もちろんダメでした。

扇風機用のモータと車用のモータは精密度と技術力、生産量も全然違うためです。

そりゃそうだわね。

再度、台湾経済部に適合な会社はあるかどうか調べてもらって、本命の会社が出てきたのです。

それが富田電機という会社です。

当時Tesla社の社員は60名で、富田電機社の社員は80名がいました。

2社の事業提携は今年で11年目に入っていますが、モータの製造数も最初の年間10万個から80万個に成長しました。

富田電機社長は開発段階は大変だったぞ~って苦笑い状態でしたね。

設計においては、新たに開発する必要がある部分が多く、それでいて納期が短く、量が少なかったそうです。

開発段階ではモータの原材料である「電磁鋼板」は台湾国内技術が成熟されてなかったので、そこはTesla社が材料支給をしたようです。

※電磁鋼板とは、鉄が磁石にくっつくという磁性に改良を加える事で、磁気エネルギーと電気エネルギーの変換効率を高めた特殊な鋼材のことです。

電気自動車を台湾で製造開発する上で苦労した点

製造に関わる難点はたくさんありますが、下記の3点が一番苦労したそうです。

  • 電磁鋼板に対する高い加工技術

加工時に行う材料の固定方法による加工変形量、溶接技術による電磁鋼板間の隙間調整。

鋼板の積み重ね密度のエアギャップが大きければ、電磁振動によるガタつきの要因となり、大きな騒音が発生、モータの性能も落ちます。

そのため、どう加工したら鋼板が密接に積み重ねられるのだろうか?ということが最初の壁でした。

  • Tesla社の駆動モータには起動時の高トルクが要求された

電気自動車のパワー性能が弱いというイメージを払拭したいTesla社にとって、モータが非常に重要な部品です。

モータの高トルク化を実現するためには、モータ巻線に流す駆動電流を大きくしないといけないのです。

すなわち磁束を大きくすることが必要となります。

小型軽量化と高効率・高性能を同時に実現できるのが課題となります。

  • コスト面

製造開発による費用と時間だけじゃなく、台湾製の電磁鋼板が一刻も早く開発製造されないと原料をアメリカから運送し続けるのはビジネスとして成り立ちません。

(2009年に台湾企業「中国鋼鉄」が電磁鋼板の開発に成功しています。今は台湾製の電磁鋼板を使用しています。)

80人の町工場で世界レベルの電気モータを作ってることを思ったら、胸が熱くなりますね~

electrical-steel

他にもあるよ!電気自動車に使われる台湾製の部品

tesla-mortors

写真はテスラのModel Sシリーズです。

Model Sの部品の5分の1が台湾製です。

ここでの5分の1はワイパー、ブレーキディスクという部品ではありませんよ。

それが全て電気自動車のコアコンポーネントのことを示してるんです。

電気モーター、電気制御、コントロールパネル、ギアボックスといった装置は台湾のサプライヤーから供給を受けているのです。

例えば、17インチの液晶画面ですが、パネルはTPK光電が製造されてます。モジュール全体は鴻海(ホンハイ)の子会社であるInnolux Corporationが組み立て構成されています。

台湾は電子・半導体部品OEMメーカーが有名です。

Tesla社の電気モータの開発をきっかけに新しい分野に一歩を踏み出しました。

台湾メーカーはどこまでかできるのがご期待ください^^

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