こんにちは!
台湾人のリンちゃんです。
普段、台湾のものづくり業界で働いているのですが、あなたは工場見学ってしたことありますか?
日本でもビール工場、カップラーメン工場、お菓子工場など、観光化された工場(観光工場)がすごく人気で予約がなかなか入れられない状況にあったりすると思います。
今、挙げたいくつかの例は全て ”食べ物” に関する工場ですけれど、私が普段駆け回っている台湾のものづくり工場だって観光化した工場があるんですよ。
普段なら入れないところで、どんなものを作っているのかも知ることができますし、観光化されているのでより親しみやすいものを作らせてくれます。
台湾の観光は夜市だけやないで!ディープな観光工場!
台湾は日本に近いということもあり、大変観光客が増えてきていますよね。
台湾人もすごく親日なので、もっと日本人観光客に来てほしいと願っているのですが、その願いが強すぎてネット上では台北の電車の駅名などを日本風に改変したらどうだろう?なんて議論もあったくらいです。
さすがにこれはヒートアップしたみたいですけど(笑)

さて、私も台湾の地元とものづくりに関する内容を紹介するに当たり、何にしようかなぁと悩みましたけど、日本人の方にはあまり知られていない所をご紹介しちゃいます!
その方が紹介する価値があるってもんですから。
それが「観光工場」
一番上にある画像もなんだか楽しげでしょ♥
たぶん、普通の観光ツアーではプランニングされていないはずなので、個人旅行でフリーな時間が持てる場合に寄ってみると面白いとおもいます。
さてさて、台湾では実のところ観光工場が流行っているのです。
観光工場は台湾の中でも台南に一番集中してて、生活に関わる衣、食、住、交通、ほとんどの産業で観光工場ができてます。
ただ、見学するだけじゃなくて体験できるところも多くあります。
台南は台湾の南西部に位置します。
台南に行くなら国際空港は高雄国際空港が近くて便利ですよ。

もしも、台北に行くなら桃園国際空港を利用すると思いますし、日本からの便もほとんどが桃園国際空港になっているので、一旦は、北部に降り立ってから台湾新幹線などで南下してもよいかもしれません。
その時は桃園国際空港から台北市内までの道のりに迷わないようにご注意ください。

台湾で観光工場でものづくり体験がブームになった理由
台湾で観光工場がブームになった理由は3つあると考えられます。
(あくまでも私の個人的な考察です)
- 子供の屋外活動の場を設けるべき!
台湾の小学生の近視率は6割以上です。
その原因は暑くて、空気が悪いのであんまり外に出ないから・・・
もう、やることと言ったら主に家でゲームするか、塾で勉強することなのです。
そんな状況を見た台湾政府は子供達にアウトドア活動させるべきだ!
ついでに実務に繋がる活動がいいんじゃない?
そーだ!そーだ!
という感じの流れで観光工場という施設が沢山できたのではないかと思います。
- 政府の補助金がある
台湾の観光工場には政府からの補助金が出るんですね。
企業にとってはPRにもなりますし、企業ブランドへの付加価値を高める効果があると思われているんです。
もちろん社会貢献もね!
- 親子で楽しく過ごす時間が作れる
ものづくりおよび工場での体験により、子供達に物を大切にする教育を行い、親子タイムも作れちゃいます。
もしかすると、子供以上に親(特にお父さん)が鼻息を荒くしちゃうかも(笑)
体験ができちゃう台湾の観光工場はこんな感じですよ。
台湾の家具観光工場
台湾の化粧品観光工場入り口(工場内は実際に行ってみて~)
台湾のソーセージ観光工場
日本にも色々あるカップラーメンとかビールとかの見学工場。
あんな感じです。
で、今回はさらにものづくり体験ができちゃう工場を1つ紹介しますよ~
台湾の板金工場見学でDIY体験
今回ご紹介したいのは「台湾金属創意館」です。
親会社は「志鋼金属」という会社。
創業21年を迎えて、ブームに乗っかり観光工場を設立しました。
シートメタル(薄物板金)の製造から加工、組み立てまでする板金専門屋です。
これが「志鋼金属」の入口です。
キャラクターは台湾特有の鳥類、黑面琵鷺という鷺(ワシ)です。
園内は鋼鉄板金で作った動物、花、ガンダムのようなロボットがあって、
大人も子供も楽しく写真が撮れます。
(台湾の人も日本人と同じく写真を撮ってフェイスブックにアップするのが一般的です。)
これは馬車。
薄い金属板で色々なものが作れますよってことがわかるオブジェたちですね。
台湾では金属加工が日本と同じくかなり盛んです。
私が金属加工の受注を日本から受けたりしているのは、台湾の部品加工精度にも自信を持てるところが沢山あるからなんです。
もちろん、零細町工場になるとちょっと心もとないところもありますけど。。。
まぁ、大丈夫ですよ!
実績あるから !(^^)!
これは会社の周辺にあるオブジェね。
公道の歩道脇に置いてあるんです。
見学者は園内で写真を撮った後、スタッフさんから板金の生産加工知識を紹介してもらえます。
製造現場のプロセスまで公開されていますよ。
毎日生活に欠かせないものはどうやって作っているのかを見て、勉強するのが楽しいでしょうし、これが台湾政府の子供達へのネライでもあるのです。
最後は記念品作りタイムになります。
いろな塗装した板金で本立てや、筆筒、スマートフォンスタンドを加工体験し、いい思い出を持って帰りましょう。
う~ん。
楽しそう♥
是非とも、台湾に観光に行くときはこんなディープなものづくり体験をしてみてはどうかな。
「台湾金属創意館」のURLを添付します。
日本語バージョンもありますので、興味がある方はぜひ見てみてくださいね~
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