『台湾高鐵』の自動改札に吸い込まれて切符紛失!?

ものづくり

台湾旅行の時、日本人が乗ってみたいと思うのが2007年に開通した台湾新幹線(台湾高鐵)ですよね。

日本の新幹線が海を渡って導入されたとあって、日本人として少し鼻高なんです。

それを確認したいという気持ちが出ちゃうんでしょうか。

 

今回は、そんな台湾高鐵を利用するときに、気を付けておきたいことの1つを紹介する。

とくに、せっかちな人はご注意です。

台湾高鐵の乗り場に必ずある、自動改札への不満をぶちまける。

ていうか、実体験です。

 

 



案外リサーチしない自動改札のこと

台湾旅行で台湾高鐵を利用する予定がある人って、必ず事前調査をしますよね。

ただ、時刻表はどうなっているのか。

切符ってどうやって購入するのか。

利用料金っていくらなのか。

路線図はどこからどこまでなのか。

など、調べることってこんなことが多いと思います。

 

だけど、実際訪れて台湾高鐵を利用する時に起こるトラブルっていうのは、リサーチが漏れているところがほとんどなんですよね。

 

そんなところには気が回らなかったわ!という羽目に。

 

実は、私も初めて台湾高鐵を利用した時には、まさかここでトラブルが起こるなんて!と思ったのが、台湾高鐵の改札口にある自動改札。

切符が自動改札に吸い込まれて出てこなくなったんです。

紛失。

 

うりゃ~! なんでや! 電車に乗り遅れるぅぅぅ!

 

というように、日本人が台湾に旅行へ行き、もしも台湾新幹線に乗るなら自動改札で気をつけておかないとダメなことがある。

ついつい、日本のクセが出ると改札機から

 

ピィーッ! ピィーッ! ピィーッ!

 

とエラーアラームが鳴り響くのである。。。

その詳細は後で書くとして、先に台湾高鐵の切符について紹介しておこう。

 

 

台湾高鐵のチケット(切符)は1枚のみ

台湾高鐵の自動改札のトラブルについて書く前に、台湾高鐵の切符について紹介しておく。

日本の新幹線の切符とは全く違うのです。

 

台湾新幹線切符

 

こちらが、噂の台湾新幹線の切符です。

これは、台南から板橋という駅までの切符ですが、オレンジ色なんです。

 

日本なら乗車券と特急券がありますよね。

 

だけど、台湾高鐵の切符はこれ1枚のみ。

 

 

切符の色がオレンジ色なのは、おそらく台湾新幹線の色と合わせているのでしょう。

台湾新幹線

ほれ、この色ですよ。

 

 

 

台湾新幹線切符裏

こちらが、切符の裏側。

日本の切符は裏側に何も印刷されていませんから、ここも違いますね。

 

なんか、新幹線っぽくないような気もする。

ちなみに、上の切符に青色のハンコが押されているのがお分かりでしょうか。

 

これは、一度改札を通って中に入ったものの、買い物するのを忘れて一時退出させてもらった時に駅員さんが押してくれたハンコです。

別に何回でも出入りできるよと言いたいわけではなく、万が一「しまった!」ということになったら、駅員さんにお願いして一時退出させてもらうことは可能ですという意味です。

 

 

台湾高鐵の自動改札システムはヨーロッパ製

なんで、日本の新幹線を導入しているのに切符がこんなに違うんだろうと思っていたら、台湾の自動改札システムはヨーロッパ製なんですね。

 

2015年より前は自動改札機に切符を入れる向きまで決まっていたのだ!

現在ではどのように入れても大丈夫になりましたが、絶対に「あぁ~!もうっ」ってボヤく人がいたに違いない。

 

 

車両は日本製なのに、改札システムはヨーロッパ製を採用しているなんて、ややこしい話だ!と思いたいが、これは台湾新幹線の導入経緯に深~い理由があるのです。

 

当初はフランス・ドイツのヨーロッパ連合と日本が導入契約で闘っていた結果、コストが安いということから一旦はヨーロッパ製で統一される予定で契約まで結んだのですが、1999年に起こった台湾大地震の影響から、車両の安全性面で日本製の方が技術が上であることが見直され、契約の切り替えに至ったのです。

 

ところが、自動券売機や自動改札機のシステムだけはヨーロッパ製(フランス)で残り、現在に至る形になりました。

 

 

 

自動改札機で日本人がやらかしてしまうかもしれないトラブル

このヨーロッパ製の改札システムが日本人観光客にとっては非常にくせもの。

 

新幹線がそのまま日本と同じ形なので、改札もついつい日本と同じ感覚で行ってしまうので切符紛失というトラブルが起こってしまうのです。

どういうことか?

それは、日本の自動改札機をじっくり見ればすぐにわかることなんです。

 

 

日本の鉄道の自動改札機の口ってこんな感じですよね。

自動改札機

 

で、よく見て欲しいのは切符を挿入するところ。

 

自動改札機

 

前の人が切符を入れてから、出てきた切符を取るまでは次の人が切符を入れられないようになっているでしょ。

 

トラブル回避策ですね。

 

ところが、台湾高鐵の自動改札機にはこの「入れちゃダメよ!」ガードが無いのです。

だから、関西人のようなせっかちな人は前の人がまだ出てきた切符を取り終える前に挿入しちゃうかもしれないのです。

 

そうすると。。。。

 

ピィーッ! ピィーッ! ピィーッ!

 

 

慌てふためくか、ムスッとするか、怒鳴るか・・・

人それぞれですが、エラーにやられます。

 

私達も台湾でやらかしました。

切符が迷子になって、出てこなくなったんです。

 

 

一度に複数枚の切符を挿入してしまうとエラーが起こるわけ。

切符がどっかに飛んでいくみたいです。

駅員さんも自動改札機を開けて、ライトを持ってきてどこに切符あるんだろうかとずーっと探してました。

 

 

しまいには、駅員さんが「あなた、本当に切符を入れたの?」と聞いてくる始末。

いやいや、確かに入れたけど!

早く探してよ!乗り遅れるよ!

 

というやり取り。

 

どう考えても、絶対にその自動改札機の中に切符があるはずなんですよね。

結局、切符は見つけることができず仮の切符代わりになる紙みたいなのを渡されました。

 

今回は、仲間3人一緒に利用したので、切符も3枚同時に購入したんです。

なので、この2枚の切符と一緒に買った!と駅員さんに訴えたことで、何とか重複料金を取られずに済みましたが、これ、一人で行って起こったトラブルだったら大変なことになってたかも。

 

だって、駅員さんも渋々切符代わりの紙をくれたからね。

なんか、こっちは悪くないのに後味悪かった。

 

 

改札を出るときも切符は取り忘れないようにしよう!

私が台湾新幹線の改札で違和感を感じたことの1つが、新幹線を降りて改札を出る時です。

 

切符を入れて出ますよね。

 

日本なら切符は自動改札機が回収してくれます。

でも、ヨーロッパのシステムを使っているからなのか、台湾では切符が出てきます。

 

なので、この画像があるんですよ。

台湾新幹線切符

ね。

もしも、改札機に回収されていたら手元に残っていませんから。

 

日本の切符はほとんど回収されるので、手元に残りません。

 

改札を出る時も切符を回収するのを忘れないようにしましょう。

このように、台湾に旅行へ行ったら台湾高鐵の自動改札機にご注意ください。

決して、エラートラブルに巻き込まれても暴れないでください(笑)

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